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小学生の不登校

小学生の不登校...受け入れ先を探す前に!【経験者が解説】

2020年6月2日

読了予測時間 : 約 4 分 5 秒

 

 

 

 

 

 

 

不登校のお子さんのために、小学校以外の受け入れ先を探している親御さんも多いのではないのでしょうか?小学校に通うことができないのなら、フリースクールやフリースペースなど、家以外の居場所を与えた方が良いのでは?と思ってしまいますよね。

しかし、不登校の子どもは小学校以外の受け入れ先に通うことを望んでいるのでしょうか?

小学生のころ、私も不登校になった経験があります。小学校に通えなくなった私に対し、当初母は「無理に学校に行かなくてもいいからね」と、言ってくれていました。しかし、不登校が1ヵ月近く続いたころから、フリースクールの話を私に持ちかけるようになりました。

私には当時、"フリースクールには学校以上に行きたくない"という気持ちがありました。フリースクールや他の受け入れ先が悪いとは思いませんが、私にとっては再登校することが一番の希望だったからです。

そんな私がフリースクールに通わず、小学校へ再登校できた実話を以下の3つの側面からご紹介します。

母親が不登校中の私にしてくれたこと
愛着障害について
不登校のお子さんにしていただきたい2つのこと

お子さんの不登校で悩まれている親御さんは、受け入れ先を探す前に参考にしてみてください。

1. フリースクールについて

冒頭では、小学校以外の受け入れ先について否定的な表現をしてしまいました。

しかし、私がフリースクールに行きたくなかっただけで、フリースクールが合うお子さんもたくさんいると思っています。よってこの章では、受け入れ先の一例としてフリースクールの紹介をさせていただきます。

1-1. フリースクールとは?

フリースクールとは何らかの理由で学校に行くことができない子どもが、学校の代わりに過ごす場所のことをさします。中には小学校を出席した扱いになるフリースクールも存在します。そして、不登校や引きこもり、さらには発達障害や身体障害などの事情を持つ子ども多く通っています。

以下ではフリースクールのメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

生活習慣を改善できる可能性がある
→不登校の子どもには、終日家で過ごすケースがよく見受けられます。フリースクールがその子にとって過ごしやすい場所となれば、終日家で過ごすという不健康な生活習慣を改善できるかもしれません。

価値観の合う友人ができる可能性がある
→フリースクールに通う子どもは何らかの悩みを抱えています。自分と似た境遇の小学生も同じフリースクールに通っているかもしれません。

デメリット

費用がかかる
→地域によって異なりますが、フリースクールは入会金が3万円~5万円かかるところがほとんどです。また月額も、入学金と同じくらいの費用が相場となっています。

不登校が治るとは限らない
→フリースクールの中には不登校解決を目標としたところもあります。しかし、再登校させることに力を入れられていないところもあります。よって、入学前に目的に合うフリースクールかどうか調べる必要があります。

1-2. 小学生の不登校の現状

不登校の子どもの受け入れ先として、フリースクールは文部科学省としても発展させていく意志を示しています。(文部科学省 不登校に関する調査研究協力者会議フリースクール等)しかし、地方と首都圏とでは質や施設数に大きな差があることも事実です。

小学生の不登校者数はここ数年でかなり増加しています。文部科学省による『平成28年度、29年度、30年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について』によると、小学生の不登校者数は、以下のようになっています。

平成28年度:30,448人(前年比:110.5%)
平成29年度:35,032人(前年比:115.1%)
平成30年度:44,841人(前年比:128.0%)

また、不登校の原因については以下のように示されています。

『参照元:平成29年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

不登校で苦しむ子どもの受け皿として、フリースクールが全国的により発展していくことを願います。

 

2. 私の不登校の原因は愛着障害!?

この章では、私が不登校になった原因をご紹介します。お子さんとの関係で当てはまる点が無いか確認してみてください。

2-1. 愛着障害とは?

そもそも"愛着障害"という言葉をご存知でしょうか?

まず愛着とは、幼少期に養育者と築かれる信頼関係のことを意味します。つまり、私にとっては母親との信頼関係ということになります。

そして、愛着障害とは幼少期に母親からの愛情を感じられないことで、日常生活に支障が生じることをさします。

この表現だけを目にすると、"子どもを愛しない親なんていない"と思う方が多いのではないでしょうか?もちろん私の母も、私に対し愛情を注いでくれていたとは思います。しかし、私にはその愛情表現が伝わっていなかったのです。

私も"子どもに愛情を与えていな母親はこの世にいない"と思っています。しかし、愛情を世界中の母親全員がきちんと子どもに届けられているか?と問われると、話は変わってくると思います。現に現代人の3人に1人は愛着障害の可能性があるという研究結果もあります。

愛着障害を持つ子どもが必ず不登校になるわけではありませんが、愛着障害を持つ子どもが不登校になりやすい事実は無視できないものとなっています。

愛着障害について詳しく知りたい方は、医学博士であり作家でもある岡田尊司さんの考えに触れてみることをお勧めします。(岡田尊司:崩壊家庭における愛着障害)

2-2. 愛着障害は解消できる!?

では愛着障害は一生解消できないのでしょうか?

最近の研究では、愛着の再形成をすることで愛着障害は解消できると言われています。愛着障害が解消できれば不登校の根本原因も解決できるとも言われています。一方で、愛着障害が解消されないと不登校の根本原因を取り除いたことにはなりません。

ではどうすれば愛着障害は解消されるのでしょうか?

最も大切なことは、"子どもの自己肯定感を高めてあげること"です。自己肯定感については4章で詳しく説明しますが、幼少期を自己肯定感が低いまま過ごした子どもは愛着障害であることが多いと言われています。

3. 不登校の私に母親がしてくれたこと

この章では、小学5年生の時に不登校になった私が再登校に至った経緯をご紹介します。

性別   :男
学年   :小学5年生
不登校期間:夏休み明けの9月頭~10月末
不登校理由:友人との人間関係

【再登校に至るまで】

私は5年生の夏休み明けから学校に行くことができなくなりました。理由はクラスメイトであったA君との人間関係によるものです。友達が多いA君との関係性が悪くなったことで、"学校に登校した際いじめられるのではないか?"と、心配し不登校になってしまいました。

不登校だった私に母は優しく接してくれました。しかし、1ヵ月が経っても不登校が解消されない私に対し、母は小学校以外の受け入れ先の話を持ちかけるようになりました。地方の田舎で暮らしていた私には、1つのフリースクールしか受け入れ先の選択肢がありませんでした。

私は同じ境遇の友達が欲しい訳ではなかったので、フリースクールに入学することは考えられませんでした。余分にフリースクールへ通う費用がかかることも子どもながらに理解していました。何より母の再登校を諦めたような表情が、私にとっては耐えられないほど辛いものでした。

ただ、再登校する勇気がすぐ出たわけでもなかったため、母の心配を少しでも和らげようと今までより母と話をする時間を設けるようにしました。その頃から母は私を褒めるようになりました。

「話がおもしろいね!」「数学者になれるんじゃない?」「優しいね!」など、私の褒められる点は全て褒めてくれました。またこの頃から、躾にも厳しくなった気がしました。あいさつやお箸の使い方など、今まで仕事が忙しくあまり言われてこなかったことに関しても、気にかけて教えてくれるようになりました。

そして、母と過ごす時間が増え、1ヵ月程度が経過したころから少しずつ再登校する勇気が湧いてきました。不登校になる前の自分より自信がついてきたのです。また、何かあってもこれからは母に相談できるという安心感もありました。

結果10月末に私は再登校することに成功しました。最初は周りの目を少し気にしていましたが、A君ともめることもなくその後は学校生活も楽しく過ごすことができました。

私はA君との人間関係がきっかけで不登校になりました。しかし、根本的な原因は愛着障害にあったのかもしれません。現にいじめられた事実もなく、今思うと自分に自信が無かったため不登校になったのだと思います。

 

不登校になったころの私は、何をするにもどこか自信がありませんでした。おそらく愛着障害だったのではないでしょうか。事実として、母は私が幼少期のころから仕事で忙しくあまり関わる時間を持てていなかったと告白してくれました。

しかし、母が私と正しく向き合ってくれたおかげで、今は昔の自分よりも自信が持てるようになっています。次章では、母が私にしてくれた接し方をまとめます。ぜひ参考にしてみてください。

 

4. お子さんにしてあげて欲しい2つのこと

私が再登校できたきっかけは、紛れもなく母のおかげです。そして、母が私にとってくれた行動は、お子さんが不登校で悩む親御さんにとって参考になる点があると思っています。

お子さんが私と同じよう境遇の方で、フリースクールなどの受け入れ先を考えられている親御さんも多いのではないでしょうか。もちろんフリースクールが悪いとは思いませんが、可能なら再登校してもらいたいですよね?

受け入れ先を探す前に、ぜひ以下で紹介する2つの行動を心がけてみてください。

4-1. 子どもの自己肯定感を高めてあげる

まず最初に心掛けていただきたいことは、子どもの自己肯定感を高めるということです。

自己肯定感とは「自分のことを自分で認められる気持ち」といった意味の言葉です。

自己肯定感が低い子どもは、高い子どもに比べ自分の言動に自信を持てません。そして、自信のない言動は些細なトラブルを後ろ向きに捉えてしまうなど、不登校の原因にも繋がりやすくなります。また、不登校の子どもの多くは自己肯定感が低い現状にあります。

そして、自分のことを認められない子どもは親に不登校の理由を相談する勇気がありません。よって、自己肯定感を高めてあげるために、子どもを褒めてあげることが大切なのです。

では、どのように子どもを褒めてあげればいいのでしょうか?以下で例をご紹介します。

朝早起きした場合 →「早起きできて偉いね。」
ご飯を残さず食べた場合 →「残さず食べて偉いね。ありがとう。」
挨拶できた場合 →「挨拶できて偉いね。」

このように日常の些細な出来事でも、全て褒めるつもりで接してあげてください。目安は1日10回以上です。

普段と違う親御さんの言動を、初めは不審に思うかもしれません。それでも懲りずにお子さんを褒め続けてあげてください。親御さんから褒められることで、お子さんの自己肯定感は自然と高まります。

事実私の母も1日数十回、私を褒め続けてくれました。

4-2. 正しい親子関係を築く

次に心掛けていただきたいことは、正しい親子関係を築くということです。子どもの言いなりになり、親子の立場が逆転してはいけません。

正しい親子関係が築けていない家庭の子どもは、わがままな性格に育ってしまいます。わがままな性格の子どもは、自分の思い通りに行かないことを受け入れられません。

また、親子の立場が逆転していると、親御さんへの相談も減ってしまいます。嫌なことは誰にでもあります。お子さんが親御さんに相談したくなるためにも、正しい親子関係を築くよう意識してみてください。

そのためには、躾(しつけ)をきちんとする必要があります。間違ったことは叱り、言動を正してあげてください。最初は反抗的な態度を見せるかもしれませんが、その分褒めてあげられる点は褒めてあげてください。そうすることで正しい親子関係は自然と構築されます。

私自信、不登校になったことで母の躾が厳しくなりました。しかし、おかげで正しい行動が分かるようになり、自分に自信が持てるようにもなりました。人前に出ることへの戸惑いもこのころから無くなった気がします。

5. まとめ

不登校のお子さんの小学校以外の受け入れ先を探されている親御さんは多いかと思います。ただ、受け入れ先を探す前に、お子さんとの接し方として以下2点を心掛けてみてください。

子どもの自己肯定感を高めてあげる
躾をきちんとする

不登校の根本的な原因は、愛着障害にあります。きっかけは違えど、そのきっかけを乗り越えるためには愛着形成が必要です。そのためには上記の2つのことが必要になります。

もちろんフリースクールのような受け入れ先の存在で、救われるお子さんも多くいるはずです。ただ、フリースクールが本質的な課題解決に繋がるかは分かりません。受け入れ先を探す前に、ぜひお子さんとの接し方を見直してみてください。

当記事を読んで、「この点についてもっと知りたい」「このような場合はどう考えるべきか?」などの質問があれば私たち不登校支援の専門家に気軽に相談してください。1人で抱え込むよりも、誰かに相談することで気持ちがスッと楽になりますよ。

私と同じような境遇の子どもが、少しでも多く再登校できるようになることを願っております。

 

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

逸(いち)高等学院 代表
XLASS株式会社 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年500名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

受講者は全員が再登校しており、再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

学生時代には不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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