小学生の不登校

小学生の不登校。母親は仕事を辞めるべき?

2020年5月7日

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小学生の子どもが不登校。母親としてとても心配ですよね。

学校に無理やり行かせた方が良いのか、一緒にいてあげた方がいいのか悩む人も多いかと思います。「母親なんだから仕事に行かないで子どもと一緒にいてあげるべき」と考える方も多いのでは?

結論から言うと、子どもが不登校になったからといって、母親のあなたが仕事を辞めるかどうかに答えはありません。

不登校の子どもの意思を尊重することが大切です。

親が「こうしてあげなければ」と考えて行動するよりも、我が子と「どうしたいか」を考えることが

不登校解消の近道なのです。

この記事では、不登校の子どもを母親に向けた【どうしたら不登校の子どもが楽になるかを考える手立て】をお教えします。この記事を読むことで少しでも悩みが解決する一助になれば幸いです。

1.子どもが不登校の母親は仕事をやめるべき2つの理由

学校に行けない子どもの側を離れていいのか、悩まれている方も多いと思います。

仕事をやめたほうがいいのか、その答えは一概には言えません。

しかし、多くの場合やめないほうが良いと考えます。

理由は大きく2つ。

母親の心の余裕と、子どもの意思を尊重することが大切だからです。

理由① 良好な親子関係を築くために母親の心の余裕が大切だから

子どものそばに一日中いるということは、母親も子ども以外との関係が希薄になってしまいます。ずっと家で子どもと二人きりで、最初は良いかもしれませんがお互いに徐々に苦しくなってしまうこともあります。

一番は、母親が心の余裕を持っていること。

もし「あなたのために私は仕事を辞めたのに」と子どもに言ってしまうと、子どもは責任を感じたり反抗したりしてしまいます。

そうなると、家どころか部屋からも出られなくなってしまうという事態になりかねません。

母親がある程度子どもとの距離を保ち、余裕を持って接する。

母親が子ども以外の人と関係を保ち続けることが余裕へと繋がるのです。

また、仕事を辞めてしまったら家庭への収入は少なくなってしまいますよね。

下賎なことを言うようですが、お金の余裕は心の余裕です。

仕事を辞めて経済的に苦しくなってしまって子どもに当たってしまうのはよくない事。

そうなってしまうのならば、仕事は辞めないことをおすすめします。

理由② 子どもの意思を尊重することが親子関係の改善に繋がるから

「母親の余裕が大切なら仕事を辞めない方がいいのね!」と端的に決めるのは危険です。

小学生、特に低学年の場合は母親に甘えたいと思っていることもあります。

逆に高学年になると、放っておいて欲しいと思っていることもあるのです。

まずは、子どもときちんと話すこと。

子どもに「家にいて欲しい」と言われたら、その要望に出来るだけ答えてあげることが大切です。

逆に「放っておいて」と言われたら、出来るだけ今まで通りの生活を続けると良いでしょう。

不登校の理由は言葉にできなくても、母親にどうして欲しいかをきちんと話し合い

親子共に余裕がある状態が好ましいのです。

「うちの子は甘ったれだから家にいて欲しいはず」という思い込みはやめましょう。

察してあげて行動する、というのは時に危険な側面を孕んでいます。

まずは、子どもとどう生活したいか話し合うこと。

仕事をやめるやめない以外も、きちんと話し合うこと。これがとても重要です。

子どもから見れば、自分は何も言ってないのに「あなたのためなのに」と怒られたら理不尽だと感じます。

子どもの要望も、母親の要望も、きちんとお互い向き合って話し合うことが大切です。

2. 不登校を解消方法するための5つの条件

子どもが自ら再登校するのに必要な5つの条件があります。

  • 1.子どもの自己肯定感を高める
  • 2.正しい生活習慣に戻す
  • 3.正しい親子関係を築く
  • 4.考える時間を与える
  • 5.学習の遅れを取り戻す

親が仕事を辞めずに、心の余裕を保つことで正しい親子関係を築きやすくなります。

また、この後ご紹介するフリースクールを利用することで正しい生活習慣、考える時間、学習の遅れを取り戻すことが可能です。

子どもの自己肯定感を高めることはとても大切なことです。

子どもと議論せず、否定されても褒め続けることによってできることも増えると思います。

できないことを叱ってしまうと子どもは追い詰められて思考がストップしてしまうのでなるべくガミガミと叱らないようにしましょう。

3. サードプレイスを活用する

サードプレイス、という言葉をご存知ですか?

自宅、学校に続く第三の居場所という意味です。

先ほど、母親は子ども以外との関係性を持つべきとお話しました。

それは子どもにとっても同じことなのです。

子どもにとって第三の居場所となり得るのは、習い事などの他にフリースクールがあります。

何らかの理由で学校に行けない子どもたちに学びの場を提供し、子どもの主体性を重んじて指導をしてくれる場所のことです。

家族以外の人と交流を持つことは、社会との接点を持つことになります。

学習面や生活面、どこに重点をおいているかは様々ですが、

子どもに合ったフリースクールを見つけられれば子どもの安心にも繋がります。

4. 筆者の体験談

私自身、高校生の時2年間の不登校を経験しています。

原因は、理系クラスに進み体の大きな男子が20人以上いて威圧感が怖かったから。当時はその理由もわかりませんでした。

「なぜだかわからないけれど学校に行けない」というのは、思わぬ所に原因があったりします。私は女子大に進み環境が変わったことで学校に通えるようになりました。一時的に学校に通えなくても、元の生活に戻れる可能性は十分にあります。

今は不安かもしれませんが、子どものやりたいことや興味のあることを否定せず、心の余裕を持って接してあげて欲しいと思います。

私にとってのサードプレイスは習い事でした。当時の友達は今でも仲が良く、困った時に助けてくれる存在です。

「自分を受け入れてくれる」と感じることは自信と勇気に繋がります。不登校の我が子は心配だとは思いますが、子どもを否定しないでくださいね。

5. まとめ

母親が仕事を辞めるべきかは、きちんと子どもと話し合ってから決めてください。

不登校になって何かしてあげなきゃとなり、子どものいいなりになっては意味がありません。

今どうしたいのか、どうして欲しいのか、自分はどうしたいのかをきちんと話し合ってくださいね。

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

逸(いち)高等学院 代表
株式会社SSiM 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年200名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

受講者は全員が再登校しており、再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

学生時代には不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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