小学生の不登校

不登校になりやすい小学生の5つの特徴とは?親御さんの特徴も!

2020年5月8日

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不登校になりやすい小学生には、いくつかの特徴があります。その特徴に対し、親御さんが正しい対策をとることで、不登校から抜け出せられる可能性は高まります。

仮に「不登校の子どもに多く見られる特徴」が子どもにあるからといって、その特徴を必ずしも無くす必要はありません。

例えば、「自分の意見を主張しすぎてしまう」という特徴を持つ小学生がいるとします。もしかすると、周囲からは自己中心的な性格だと思われるかもしれません。自己中心的な性格は、友人から嫌われる可能性があり、そのことが理由で不登校に繋がる恐れがあります。

しかし、「自分の意見を主張できる」という特徴は、社会人でさえ備えられている人が少ない貴重な能力でもあります。この場合知っておくべきことは、自分の意見を主張しすぎてしまうと、周囲から嫌われてしまう可能性があるということです。この知識があれば、「自分の主張をする前に、相手の意見を聞く」といった意識を持つことができます。

よって、不登校になりやすい小学生の特徴を理解することはとても大切です。

一方で、親御さんにも、子どもを不登校にしてしまいがちな特徴があります。もちろんその特徴も、必ずしも無くす必要はありません。

当記事では、以下の特徴と対策についてご紹介します。

  • 不登校になりやすい子どもの特徴
  • 子どもが不登校になりやすい親御さんの特徴

また、子どもの特徴を理解するために、親御さんに日々心掛けていただきたい行動もご紹介します。

1. 不登校になりやすい小学生の特徴と対策 5選

この章では、不登校になりやすい小学生の特徴と対策をお教えします。ご紹介する特徴は、私たち不登校支援の専門家がこれまでにお会いした家族を参考にしております。お子さんに当てはまる特徴がないか確認してみてください。

【小学生の不登校の原因は、対人関係(クラスメイト・先生)、家庭環境(家族との問題)、本人の気持ち(考えや想い)の大きく3つに分類することができます。】

  • 主張が強すぎる(対人関係)
  • 人にどう思われているかが気になる(対人関係)
  • 親へのわがままが多い(家庭環境)
  • 朝、寝起きが悪い・夜寝るのが遅い(家庭環境)
  • 何をするにしても気力が出ない(本人の問題)

1-1. 主張が強すぎる(対人関係)

「主張が強すぎる」という特徴は、周囲から自己中心的だと思われ、嫌われてしまう恐れがあります。周囲から嫌われた小学生は、登校意欲が下がり、不登校になってしまう可能性があります。

この場合は、まず相手の話を聞く大切さを教えてあげてください。自分の意見が正しいと思えたとしても、意見を主張するばかりでは、相手は自分のことを認めてくれません。相手の意見を受け入れる姿勢の大切さを教えてあげてください。

1-2. 人にどう思われているかが気になる(対人関係)

「人にどう思われているかが気になる」という特徴は、周囲の言動をネガティブに捉えてしまうことがあります。周囲の小学生が無意識に発した言葉について、深く考えすぎてしまうかもしれません。そして、そのまま悩み続けてしまい、不登校になってしまう可能性があります。

この場合は、気にしている話の内容を親御さんが聞いてあげてください。そして、その話が本当に気にするべき内容なのか、一緒に考えてあげてください。

気にするべき場合は一緒に解決策を考え、そうでない場合は気にしないように伝えてあげてください。一緒に考え続けることで、自然と気にするべきかどうかの判断ができるようになります。

1-3. 親へのわがままが多い(家庭環境)

「親へのわがままが多い」という特徴は、何でも思い通りに人生が進むと勘違いする恐れがあります。この特徴が見られる小学生は、先生や友人からの指摘で、深く傷ついてしまい不登校になる可能性があります。

親へのわがままとは、「好きな物しか食べない」「買い物に行くたび欲しい物を要求する」などが当てはまります。

この場合は、わがままを許しすぎないようにしてください。初めのうちは、親御さんに対し反抗的な態度をとるかもしれませんが我慢してください。代わりに、今まで以上に褒める回数を増やしてあげてください。(褒める理由は3-1. 子どもの自己肯定感を高めるでご説明します)

褒めてあげることで子どもの自己肯定感は高まり、時間が経過するうちにわがままを言わなくります。

1-4. 朝、寝起きが悪い・夜、寝るのが遅い(家庭環境)

「朝、寝起きが悪い・夜、寝るのが遅い」という特徴は、授業中の眠気に繋がります。授業に集中できない状況は、学業不振から不登校に繋がる恐れがあります。

この場合は、起床と就寝の時間を管理してあげてください。そのためには、1日3食しっかり食べるなど、正しい生活習慣が不可欠となります。

正しい生活習慣を送ることが出来ている子どもは、自然と夜に眠たくなり、朝も時間通りに起きることができます。

1-5. 何をするにしても気力が出ない(本人の問題)

「何をするにしても気力が出ない」という特徴は、学校生活にやりがいや意味を見つけられない場合があります。その状態が続くと、学校に行くことが嫌になり不登校に繋がる可能性があります。

この場合は、将来就きたい職業や夢を一緒に見つけてあげてください。理想の職業や夢の実現には、小学校での勉強が必要な場合がほとんどです。そのことをお子さんに伝えてあげ、やる気を出させてあげてください。

そのためには、親御さんとお子さんの普段からの会話が必要です。普段から会話が少ない親御さんは、3-1. 子どもの自己肯定感を高めるも参考にしてみてください。

 

2. 小学生が不登校になりやすい親御さんの特徴と対策 5選

ここでは、小学生が不登校になりやすい親御さんの特徴と対策をご紹介します。ここでご紹介する特徴も、私たち不登校支援の専門家がこれまでにお会いした家族を参考にしています。

  • 子どもを感情的に怒りすぎる(非難タイプ)
  • 子どもを叱らず甘やかしすぎる(甘やかしすぎるタイプ)
  • 子どもへの干渉が強すぎる(過干渉タイプ)
  • 子どもへの興味が無さすぎる(放任タイプ)
  • 子どもにルールを課しすぎる(条件付けタイプ)

2-1. 子どもを感情的に怒りすぎる(非難タイプ)

「子どもを感情的に怒りすぎる」という特徴は、子どもの自己肯定感を下げてしまう恐れがあります。自己肯定感が低い子どもは、自分の言動に自信が持てず不登校に繋がる可能性があります。

こちらのタイプだと思う親御さんは、子どもを褒める回数を増やしてください。褒められるという行為は自己肯定感を高め、自分の言動に自信が持てるようになります。(自己肯定感に関しては、3-1. 子どもの自己肯定感を高めるでより詳しく説明しています。)

2-2. 子どもを叱らず甘やかしすぎる(甘やかしすぎるタイプ)

「子どもを叱らず甘やかしすぎる」という特徴は、子どものプライドが高くなる可能性があります。プライドが高い子どもは、先生や友人からの指摘で傷付いてしまい、不登校になる恐れがあります。

こちらのタイプだと思う親御さんは、叱ることの大切さを再認識してください。そして、子どもが悪いことをした場合は、しっかりと叱ってあげてください。

叱るという行為は、親御さんにとって嫌なことかもしれません。しかし、子どもが人前で恥をかかないためや、第三者から叱られることへの抵抗を減らす意味でも大切です。子どものためだと思い、叱るべき場合はしっかりと叱ってあげてください。

2-3. 子どもへの干渉が強すぎる(過干渉タイプ)

「子どもへの干渉が強すぎる」という特徴は、子どもの考える力を奪ってしまう恐れがあります。考える力が奪われた子どもは、困難との向き合い方が分かりません。親御さんに相談すれば良いものの、1人で抱え込んでしまうと不登校に繋がる可能性があります。

こちらのタイプだと思う親御さんは、子どもに手を差し伸ばしすぎないようにしてください。もちろん、子どもの力だけではどうにもならない時は別ですが、自ら困難に立ち向かう姿勢も大切だということを意識してください。自分の力で答えを見つけられる子どもは、将来的にもたくましく育ちます。

2-4. 子どもへの興味が無さすぎる(放任タイプ)

「子どもへの興味が無さすぎる」という特徴は、親の愛情が感じられず、自己肯定感を下げてしまいます。2-1と同じく自己肯定感が低い子どもは、自分の言動に自信が持てず、不登校に繋がる可能性があります。

こちらのタイプだと思う親御さんは、1日に30分程度、子どもと話をする機会を作ってみてください。子どもは親御さんのことを良く見ています。放任した態度は、「親は自分に興味が無い」と子どもに思わせてしまいます。ぜひ、興味があることを子どもに示してあげてください。

2-5. 子どもにルールを課しすぎる(条件付けタイプ)

「子どもにルールを課しすぎる」という特徴は、ルールがない場合に、頑張ることができない子どもにしてしまいます。学校生活ではルールがない状況もあるため、やる気がでず通学する意欲が下がり、不登校になる可能性があります。

こちらのタイプだと思う親御さんは、何でもルール化することを止めてみてください。モチベーションを高める意味ではルールが有効に働く場合もありますが、ルールが多すぎることは最善ではありません。「ここぞ」というポイントで、子どものモチベーションが高まるようにルールを設けてみてください。

 

3. 不登校になりやすい小学生の特徴を知るための2つの行動

この章では、お子さんの特徴をより詳しく知るために、親御さんへ日々心掛けていただきたい行動を2つご紹介します。

2つの行動は、直接不登校の解決にも繋がる可能性がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

小学生が不登校になりやすい親御さんの特徴は、2章と照らし合わせてみてください。ご自身でタイプが分からない場合は、周囲の方に聞いてみても良いかもしれません。もちろん私たち不登校支援の専門家に相談していただいても構いません。

3-1. 子どもの自己肯定感を高めてあげる

自己肯定感とは「自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情」つまり「自分のことを自分で認められる気持ち」といった意味の言葉です。

自分のことを認められる子どもは、言動が前向きで、些細なことに対し悩みずらくなります。ではどうすれば、子どもの自己肯定感は高まるのでしょうか?

答えは、子どもの言動を褒めてあげることです。

ここからはどんな時に、どのように褒めてあげればいいのかをご紹介します。

  • 朝早起きした場合 →「早起きできて偉いね。」
  • ご飯を残さず食べた場合 →「残さず食べて偉いね。頑張って作った甲斐があった。」
  • 挨拶できた場合 →「挨拶できて偉いね。」

このように、子どもを褒める時は具体的に褒めてあげてください。具体的に褒めてあげることで、子どもは自分の行動が正しいかどうか、判断出来るようになります。

親御さんに褒められ、自己肯定感が高まった子どもは、親御さんに相談することが増えます。「学校での悩み」や「気力が無いこと」など、相談してくれなければ、対策の打ちようがありませんよね。

普段あまりお子さんを褒めてあげられていない親御さんがいましたら、今日から試してあげてみてください。

3-2. 正しい親子関係を築く

もう1つの心掛けていただきたい行動は、「正しい親子関係を築く」ということです。子どもの言いなりになり、親子の立場が逆転してはいけません。

正しい親子関係が築けていない家庭の子どもは、わがままな性格に育ってしまいます。わがままな性格の子どもは、自分の思い通りに行かないことを受け入れられません。学校で起こった嫌なことに対し、納得できず不登校になる可能性もあります。

また親子の立場が逆転していると、親御さんへの相談も減ってしまいます。嫌なことは誰にでもあります。そんな時に、お子さんが親御さんに相談したくなるためにも、正しい親子関係を築くように意識してみてください。

 

4. まとめ

当記事では小学生が不登校になりやすい特徴を、小学生と親御さんのそれぞれをご紹介しました。

不登校になりやすい小学生の特徴は、

  • 主張が強すぎる
  • 人にどう思われているかが気になる
  • 親へのわがままが多い
  • 朝、寝起きが悪い・夜寝るのが遅い
  • 何をするにしても気力が出ない

の5タイプです。

また、小学生が不登校になりやすい親御さんの特徴は、

  • 子どもを感情的に怒りすぎる(非難タイプ)
  • 子どもを叱らず甘やかしすぎる(甘やかしすぎるタイプ)
  • 子どもへの干渉が強すぎる(過干渉タイプ)
  • 子どもへの興味が無さすぎる(放任タイプ)
  • 子どもにルールを課しすぎる(条件付けタイプ)

の5タイプです。

そして、お子さんの特徴を知るためには、普段からコミュニケーションがとれている親子関係が必要です。

その関係を作るためには、以下の2点を心掛けてください。

  • 子どもの自己肯定感を高めてあげる
  • 正しい親子関係を築く

上記2点が出来ていれば、子どもは悩みがある際、親御さんへ相談してくれます。

お子さんが不登校で悩まれている親御さんや、お子さんが不登校にならないか心配な親御さんは、当記事を参考にしてみてください。もしより詳しく知りたいことや、その他気になった点があれば、いつでも私たち不登校支援の専門家に相談してください。誰かに相談するだけで、解決策が簡単に見つかることもありますよ。

当記事が少しでも皆様のお役に立てることを願っております。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

逸(いち)高等学院 代表
株式会社SSiM 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年200名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

受講者は全員が再登校しており、再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

学生時代には不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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