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小学生の不登校

不登校の子どもの心理とは?専門家が徹底解説!

2020年5月6日

読了予測時間 : 約 4 分 21 秒

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不登校の子どもが何を考えているかお母さんにとって、とても不安ですよね?

私も、子どもが不登校になった当初は、話してほしいという思いや、子どもを追い込みたくないという思いなどで頭の中がいっぱいになりました。

この記事では、そんな不登校の子どもが何を考えているのか、お母さんは一体、どうすればいいのかを具体的に解説しています。

この記事を読み終える頃には、お母さんが不登校の子どもに対して、どう接していけばいいのかが分かります。

1不登校の子どもの3種類の心理

みなさんも、理由は様々でしょうが、一度は学校に行きたくないなという気持ちを、感じたことがあると思います。もしかしたら、一度や二度は、サボったことがあるかもしれません。ここでは、いわゆる「サボり」とは、別のものである「不登校」の状態の子どもの心理について書いていきます。

1-1 行き渋り

行きたくないという気持ちが強いが、行かなければいけないという気持ちも強い時期です。

お母さんから離れがたかったり、出ようとするとお腹が痛くなったりする日もあります。

自分の中で、行かなければと葛藤しながら日々頑張っています。休むと、精神的に落ち着くが、罪悪感が出てきます。

また、行き渋りをする子どもの中には、お母さんとの愛着が育まれておらず不安になるという子どもがいます。

日本では、約3割の子どもが愛着障害を抱えていると言われています。

行き渋りをする子どもに「学校に行きなさい」と一方的に伝えるのではなく、ゆっくり話を聞くことで、子どもは安心します。

1-2 葛藤

学校に行けないもしくは、休みがちになったり、遅刻したりする時期です。

休んでいるが、罪悪感が強く精神的にしんどい時期。

学校に行くことができない自分を責めています。

お母さんや、お父さんが厳しく、これまで否定して育った場合は、自己肯定感が低くなります。自己肯定感が低くなると、誰かとコミュニケーションをとるのが怖くなり、人からの反応を感じないように、心のシャッターを閉めてしまいます。そのため、不登校が続いたり、引きこもりになる子どももいます。

そんな自分を受け入れられずにゲームに没頭したり、昼夜逆転するなどの二次障害を併発してしまうことがあります。

1-3 受容

葛藤の時期に、お母さんがどのように関わるのかで、子どもの未来は変わります。

葛藤の時期に、お母さんの過干渉があったり、責められたり、逆に無関心にされていると、子どもの愛着を形成することができずに、引きこもりになったり、不登校が長引いたりします。

逆に、親がしっかりと子どもに向き合い、愛着を形成する段階で足りなかった部分を補充することで、子どもは自然と学校に行くことを選んだり、好きなことを見つけたり能動的に動き出します。

1-4 方針決定

自分がどうしたいかがわかれば、子どもは自分で選びます。

もう一度、学校に戻って学んでいくのか、学校以外の世界で学びを深めていくのか、決められるようになります。

2 子どもが不登校になる3つの原因を解説

子どもが不登校になる原因は、色々あります。

代表的なものを挙げていきたいと思います。

2-1 友達関係

いじめが原因になることもありますが、友達関係のちいさなトラブルが原因になることもあります。小さなキッカケで、対人関係に不安を感じるようになり、学校に行けなくなる子どもがいます。

この場合は、友達関係のトラブルが解消すれば、学校に行けるようになるケースが多いです。

もし、友達関係の問題を解消しても、学校に行きにくいのであれば、友達関係の問題は口実で、他に原因があると考えてよいでしょう。

<対処法>

友達関係が原因であれば、学校の先生に相談してみましょう。

学校の先生は、学校で実際に子どもたちをみていますので、中立な立場で話してくれる可能性が高いからです。しかし、ここで気を付けていただきたいのが、冷静に現状を伝えるようにしてください。感情的に、一方的な視点で話してしまうと、お互いに相手との感情がすれ違い、大きなトラブルに発展してしまう可能性があるためです。

2-2 先生との相性

学校の先生にも色々な方がおり、考え方も、伝え方も様々です。

お母さんとの愛着形成がしっかりされており、安全基地になっていれば頑張れることもありますが、愛着が不安定であれば、不安が募り、学校に行きにくくなることがあります。

現在の風潮として、学校に来るのが当たり前と考えている先生が大半であり、学校に来れないことを、大きな問題として取り扱い、不登校の子どもとお母さんが精神的に追い詰められることがあります。

<対処法>

不登校になった直後は、親も先生も学校に戻そうと必死になります。

しかし、この場合は逆効果になる可能性が高いです。なぜなら、子どもにとって、学校の先生は安心する存在ではなく、学校もしんどい場所になってしまっているためです。

この場合は、お母さんが積極的に安全基地の役割を果たすとよいでしょう。

そして、お母さん一人で対処するのは大変なので、校長先生や教頭先生など、担任の先生以外の学校関係者に相談しましょう。子どもに、学校に行くという意志があるようであれば、保健室登校などの対処法を学校とともに考えてみましょう。しかし、子どもが学校に行きたくないと訴えているのであれば、無理に行かせるのは逆効果になります。この場合は、適応指導教室や、フリースクール、自宅での勉強など他の方法も視野に入れて話し合うといいでしょう。

2-3 子どもの特徴

近年、発達障害という言葉が有名になってきましたが、発達障害の特性によって、学校がしんどいと感じるようになっている子どもがいます。

感覚過敏があり、教室にいるのがしんどい子ども、書字障害により、文字を読むことが難しい子ども、多動がありじっと座ることが難しい子どもなど、様々な特性があります。

<対処法>

発達障害専門の医療機関に相談をしましょう。特性をしっかり把握した上で学校の先生に相談するとよいでしょう。最近は、発達障害はポピュラーなものになってきており、理解のある先生も増えてきました。また、学校にも、発達支援専門員が巡回しており、相談したり、発達検査を受けることもできます。学校の先生に相談してみましょう。

3 不登校になる子どもの4つの特徴

不登校になる子どもには、いくつかの特徴があります。

この特徴があるからといって、問題視するのではなく、「だから、しんどいと感じるんだな」と子どもを理解する一つの指標にしてください。

3-1 繊細な子ども

今、HSC(Highly Sensitive Child)「とても敏感・繊細であり、豊かな感受性を持った気質の子ども」という言葉があり、徐々に知られてきています。

他の人が気にならないような細かいことに気が付き、必要以上に感じ取ってしまい、しんどくなってしまうのが特徴です。このような子どもは、非常に感性が豊かで、独創的な感覚を持っています。お母さんが一生懸命、愛情表現をしていても、繊細で傷つきやすいが故に、小さなことで深く傷つき殻に閉じこもってしまうことがあります。それが故に、色々な人がたくさん集まる学校は刺激が強く、行きづらいと感じてしまうのです。

3-2 こだわりが強い子ども

学校の勉強も運動も、習い事も一生懸命に頑張っている子が、急に学校にいけなることがあります。これは「完璧」にこだわったり、子ども自身の中で、「こうでなければならない」という思い込みがあり、その基準に達することができないことで、自分を認めることができずに学校に行けなくなるケースがあります。また、失敗を許せない子どもも、小さな失敗をキッカケに学校に行きにくくなります。この場合は、周りがどれほど、大丈夫と声をかけても、自分の評価が厳しいため、なかなか認めることができません。自宅など、安心する場所で小さな失敗を積み重ね、失敗しても大丈夫なんだと、少しずつ慣らせていくことです。小さな失敗体験がとても大事です。

3-3 理解がゆっくりな子ども

学校の授業は、30人近くの子どもに一斉授業をしています。理解がゆっくりな子どもにとっては、授業が早く感じたり、ついていけなくなります。次第に勉強が面白くなくなり、不登校になってしまうことがあります。この場合は、支援学級に入るなどの対応をしてもらうとよいでしょう。

理解がゆっくりな子どもというのは、逆説的に言えば、丁寧に物事をみる力があります。しかし、現在の学校の体制では、対応が難しいこともあるため、学校以外の学び方(塾や、学習支援教室など)を利用することも考えましょう。

また、理解がゆっくりな子どもは、劣等感を感じやすいので、お母さんが褒める、認めるということを意識的にする必要があります。

3-4 自分の意志がはっきりしている子ども

学校には、たくさんのルールがあります。学校には長い歴史があり、今の時代に沿っていないルールも多々見受けられます。根拠がわからないルールを守ることに、強い抵抗を示す子どももいます。そういう子どもは、自分から「学校に行かない」と決める子どももいます。そういう場合は、無理に学校に戻さず、新しい道を模索する必要があります。

 

4 子どもが不登校に!お母さんの3つの心理

子どもが、急に学校に行かなくなったら、お母さんはどんな気持ちになるでしょうか?

これは、お母さん自身が、歩んできた人生によっても考えることは様々だと思います。しかし、この記事にたどり着いたということは、子どもの心理について色々葛藤されているのではないか?と感じています。ごく一般のお母さんの感情の変化について書いていきます。

4-1 混乱・パニックの段階

学校には行くものだと思っていると、急に学校に行かなくなった子どもに対して、どう対処していいかわからなくなると思います。なんで行かないのか?行けないのか?何があったのか?と疑問がたくさんあり、子どもにたくさんの質問をしてしまったり、無理やり引っ張って連れて行ったり、必死に行動する時期があります。

4-2 自責や後悔の段階

子どもが学校に行けなくなってしまったのは自分のせいだと感じたり、学校に行けない子どもに問題を感じ、責めてしまったり、「責める」時期があります。

そして、子どもを責めてしまい後悔したり、自分の子育ては間違っていたのか?と後悔したりします。また、周りの目が非常に気になり、不登校のことを隠してしまいたくなる人もいるかもしれません。学校に行かない子どもの現状も、お母さん自身のことも受け入れることができず非常にしんどい時期といえるでしょう。この時期が長いと、子どもとの信頼関係を築くことが難しくなり、子どもの未来にも悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

この時期の子どもの対応はとても難しいと言えます。専門家に相談し、対応を一緒に考えていきましょう。

4-3 問題解決の段階

お母さん自身が、子どもの現状を受け入れはじめ、子どもの心に寄り添い問題解決を一緒に始める時期です。この段階での対応はとても大事です。家族で食事をし、しっかり対話しましょう。子どもに家事のお手伝いをされるのもよいです。お手伝いをしている子どもほど、算数の成績がいいというデータもあります。

方針決定

学校に戻るのか、学校以外の場所を選ぶのかは、子ども次第ですが、なんでも好きにしていいよというのは、子どもの不安を煽ります。しっかり、子どもと話し合いましょう。

4-4 不登校の子どものお母さんがした方がいいこととは?

子どもの自己肯定感を高める為に、意識的に子どもを褒めるようにしましょう。

また、生活習慣がみだれるため、規則正しい生活を子どもと一緒にしましょう。

子どもに、説教をしたりせずに子どもに考える時間を与えましょう。

5 現代社会は不登校になりやすい?

実は、現代社会は不登校になりやすい要素がたくさんあります。

コロナ感染拡大を防ぐために、学校が長期の休みに入りました。それと同時に、オンラインでの学習が盛んに配信されています。このことからもわかるように、別に勉強は学校でしなくてもいいものになりました。モバイルに強い子どもたちは、誰よりもそのことを知っています。

5-1 現代社会と学校教育の差

現代は、情報社会になり、大人であれば1人に1台スマホをもつ時代です。気になることは、インターネット検索すれば数秒で結果がわかります。

しかし、学校では、辞書の引き方を習い、辞書で調べます。この時間がもったいないと感じてしまう子どもも多いでしょう。

また、スマホにはカメラが搭載されており、いつでも写真を撮れる時代になりました。それなのに、学校では黒板を一生懸命写します。日常生活と、学校教育の差は、学校に行っている者であれば嫌でも感じるでしょう。

ここに疑問を感じる子どもは、学校教育を受けたいと思わない子がいてもおかしくありません。とはいえ、学校教育に意味がないとは私も思いません。基礎があり、応用があるように、学校で習うことは、学びの基礎と言えます。

しかし、学校の学びがすべてではないし、多様な学び方があるのも事実であり、学校に固執する必要がない時代になったと言えるでしょう。

5-2 時代の変化について

時代は急速に変化し、情報社会も終わりをつげ、これからはSociety5の時代になっていくと言われています。AIやロボットが開発され、労働は自動化されると言われています。

時代の変化は年々早くなり、数年前まであった職業がなくなっていく時代です。そして、数年前にはなかった職業が、メジャーになります。

今の小学生がなりたい職業1位は、YouTuberと言われています。20年前にはなかった職業です。この急速な時代の変化の中で、確実なものなんて何もありません。確実なものがないからこそ、親である私たちは、自分の経験値だけで子どもに色々語るのではなく、子どもの言葉に耳を傾け、一緒にまだ見ぬ未来に夢を抱く必要があるのです。

6 まとめ

不登校というのは、家族の価値観を揺るがす大きな問題です。葛藤や、不安など親子ともに大きな苦痛を伴うものと言えるでしょう。しかし、不登校が、大人と子どもが向き合う機会となります。このことを、前向きにとらえることができれば、親子ともにまだ見えていない明るい未来を見つけることができます。

それには、親子だけの問題ではなく、周りの人の力も借りながら、地域全体で子どもの成長をサポートしていくことが、望ましいでしょう。

 

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

逸(いち)高等学院 代表
XLASS株式会社 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年500名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

受講者は全員が再登校しており、再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

学生時代には不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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