小学生の不登校

小学生の不登校でお悩みの親御さんへ【発達障害と診断を受けた当事者が説明します】

2020年10月13日

読了予測時間 : 約 2 分 14 秒

1. 小学生の不登校 原因は発達障害?

学校と校庭のイラスト(背景素材)

うちの子が不登校なのは発達障害が原因?

そんなお悩みを抱えている親御さんもいることだと思います。

でも、安心して下さい!

当記事ではかつて不登校を経験し発達障害と診断を受けた私

不登校と発達障害の関係性について書かせて頂きます。

発達障害のお子さんを持つ親御さんにとって、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

1-1. 発達障害とは?

そもそも発達障害とは何なのでしょうか?

発達障害とは、広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー症候群 等)、学習障害、注意欠陥多動性障害のことを指します。

ASDには、対人関係が上手くいかない、強いこだわりがある、興味や関心の対象が限定的といった特長があります。

ADHDは、不注意が目立つ、落ち着きがない、衝動性に問題があるといった特長があります。

定義はあるにせよ、その線引きは難しくASDとADHD両方の要素を持つ子もいます。

1-2. 発達障害と不登校の関係について

次に発達障害と不登校の関係を見ていきましょう。

小学生で不登校になっている子供たちは、発達障害を持っている場合が多いです。

それだけ不登校と発達障害は密接に関係していると言えます。

お友達との付き合い方が分からない、授業中じっとしていられない…。

そういう子供たちは、自然とクラスから浮いてしまいます。

お子さんが学校に馴染めないのは、もしかしたら発達障害が原因かもしれません。

お子さんの性格や態度を責めたり叱ったりするのではなく、

一度発達障害を視野に入れてみるのも良いかと思います。

2.発達障害の小学生 不登校になる確率は?

ランドセルで身を守る子供のイラスト

発達障害と不登校にはどのような繋がりがあるのでしょうか。

小学生の不登校には発達障害の子が多いと書きましたが、もちろんそれが全てではありあません。

この章では不登校の原因を確認しながら、発達障害との関連性について触れたいと思います。

2-1.小学生の不登校の理由

小学生の不登校の理由の内訳は、令和元年10月17日に文部科学省が発表した

平成 30 年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」によると、次のようになっております。

上の表で分かるように『「不安」の傾向がある』が一番の要因であり、

状況としては「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が一番となっています。

不安の裏にあるものも、友人関係の問題も、元を正せば発達障害だったなんてことも

あるかもしれません。

2-2. 発達障害=不登校ではありません

お子さんに発達障害の兆候が見られたとしても、必ずしも不登校になるわけではありません。

不登校の原因は、様々な問題が複雑に絡み合って起きるものです。

原因をこれだとひとつに特定することは困難だと言えます。

発達障害があっても、楽しく学校生活を送っている子もいます。

そんな子供たちの例を次の章で説明します。

3.小学生の発達障害 不登校でも安心して下さい

バンザイをしている子供たちのイラスト

実際に専門医から発達障害と診断を受けている、そして学校にいけていない…。

そんなお子さんを持つ親御さんへ、どうか心配なさらないで下さい。

小学生の時のクラスメイトの話と私の実体験を書かせて頂きます。

悩む親御さんの気持ちが少しでも軽くなれば嬉しいです。

3-1. 発達障害を持っていたクラスメイトについて

私が小学生だった頃、学校にいわゆる「問題児」がいました。

授業中はじっとしていられず突然走り回って騒ぐ、同級生とよくケンカをしてしまう、いきすぎたイタズラで怪我を負わせてしまう、止めに入った先生に噛みつくなど、相当なものでした。

クラスが違う私でも、その男の子の名前を知っているほど有名人でした。

小学3年生に上がった時、私はその子と同じクラスになりました。

昔は授業中にひとり教室から連れ出されることもあったそうですが、三年生になったその子はまるで別人でした。

気さくに話しかけてくれて、クラスのみんながその子のお友達でした。

親御さんや学校の先生のサポートもあったのだと思いますが、それ以降その男の子は問題を起こすことは一切ありませんでした。

もしも今、お子さんの問題行動に悩んでいても大丈夫です!

成長と共に時間と共に解決してくれることも、きっとあるはすです。

3-2.私も発達障害と診断を受けています

小学校は毎日通っていた私ですが、大学生になってから専門医を受診しADHDと診断されました。

日中の眠気がひどく様々な病院に行ったのですが、両親のすすめで診療内科にかかりました。

医師からは私の眠気の原因はADHDによるものだと言われました。

というのも、ADHDの特性に自分の興味・関心がないことができないというものがあるからです。

一時期は投薬治療もしていましたが、薬が身体に合わず今は飲んでいません。

けれど、今は日中の眠気に悩んでいません。

自分の中で興味・感心を持てるように、何でも楽しめるように、気持ちを切り替えています。

たったそれだけのことで、眠気はなくなりました。

思えば、中学生の頃も眠気に悩まされていました。

私が中学で不登校になったのもADHDが原因だったのかもしれません。

けれど、発達障害はやっかいな病気ではありません。

発達障害ならではの強みや良さもたくさんあります。

4.小学生で不登校でも大丈夫! 発達障害は個性です

ランドセルを背負った子供のイラスト(女の子)

「サヴァン症候群」という言葉を知っていますか?

サヴァン症候群とは、発達障害を持つ人がそれとは対照的に優れた能力や才能を持っていることです。

たとえば、絵がとても上手だったり、ものすごく記憶力が良かったりなどを指します。

発達障害の子供たちは他の子とは、変わっている…。

だからこその、長所です。

4-1. 専門医の診断を鵜呑みにしない

専門医にかかることは大切なことですが、それを鵜呑みにする必要はありません。

私が投薬治療をやめたのは、身体に合わなかったことの他にもうひとつ理由がありました。

それは、想像力の低下を感じたからです。

現在映画学科に通っており脚本を書く時もあるのですが、以前はすらすら書けていた脚本が

全く書けなくなりました。

投薬治療を始めてから頭の中は整理されたように感じましたが

反対に良いアイディアが思い浮かばなくなりました。

投薬をやめてからは、その悩みもなくなりました。

今のほうが自分らしく過ごせているように思います。

4-2. お子さんらしさを大切に…

発達障害とは、個性です

確かに問題行動も目立つかもしれませんが、それ以上に良いところもたくさんあるはずです。

不登校のお子さんが発達障害と診断を受けていても、お子さんらしさを大切にしてあげて下さい。

そして、お子さんの素晴らしい個性として前向きに捉えてほしいと願っています。

他にも、中学生の不登校でお悩みの親御さんがおられましたら、以下の記事も参考にしてみてください。

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

逸(いち)高等学院 代表
株式会社SSiM 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年200名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

受講者は全員が再登校しており、再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

学生時代には不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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