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高校生の不登校

高校生が不登校を克服する意外なキッカケ。朝7時に起きれる?

2020年10月17日

読了予測時間 : 約 3 分 54 秒

お子さんがある日不登校になってしまったら、どうしたらまた学校に通ってくれるだろうかと親御さんは心配になりますよね。

本人の力を信じてなるだけ責めないように、優しく接するようにと心がけてはみたものの、お子さんは家でゴロゴロ過ごしてばかりで一向に変化がないと、この先どうなってしまうのか不安になってしまうかもしれません。

また、このまま毎日同じ生活を繰り返しているうちにあっという間に時間が経って、進級・卒業できなくなってしまう可能性もあります。

いったい今の生活にどんな変化が必要なのか、お子さんに対して具体的にできることをお探しの方も多いと思います。

この記事では、親御さんが今すぐ始められる、不登校を克服するためにできる意外な方法について具体的に紹介します。

 

1. 不登校の高校生が自分でも気付いていない、元気な自分に戻れない理由とは?

肩を組んでいる学生のイラスト(男女)

高校生で不登校になってしまったお子さんは、自分でも「このままではまずい・・・」と思っている方が多いはずです。

本当なら明日からでも授業に参加したいと思っていても、どうにも気持ちが前向きにならず、毎日学校に行けずに日が暮れてしまう日々の繰り返しになってしまうことが多いです。

もしかすると、お子さんは自分自身でもどうして学校に行けないのかよく分かっていないかもしれません。お子さんが不登校を克服できない代表的な理由を3つご紹介します。

 

1-1. 知らず知らずのうちに疲労が蓄積している

そもそも不登校になってしまったお子さんは、それまでの高校生活で相当なストレスをため込んでしまっていることが多いです。

人間関係や授業の難しさ、誰にも言えない個人的な悩み、将来についての漠然とした不安、自然体で過ごせない日々が苦しい・・・などなど、10代後半の学生のストレスの原因は千差万別です。

大人の世界に置き換えると、過労でうつ病になってしまうようなものだといえるでしょう。

 

学校に行けなくなるほど蓄積された疲労を回復するには、かなり長い時間が必要と言えるでしょう。

 

1-2. 学校のことを考えると憂鬱になってしまう

本人の中で「明日こそ学校に行くぞ」という意思があっても、前日の夜や当日の朝になってしまうと突然モチベーションが下がってしまう場合もあります。

たとえ1週間程度でも、連続で学校をさぼってしまうと復帰初日は憂鬱に感じるのは当たり前です。夏休み明けの最初の登校日に憂鬱になってしまうことは誰にでもありますよね。

また、久しぶりに登校時間に合わせて早起きしようとしたらものすごく眠くて、それだけで学校に行きたくなくなってしまうこともあります。

それに、今日学校に行かなくてもそのツケがその場で返ってくるわけではないので、「あともう一日くらいさぼろう・・・」と思ってしまえば簡単にさぼれてしまいますし、いつまでもそれを繰り返してしまいます。

 

1-3. また学校に行こうと思える決定的なモチベーションがない

学校に行くための強いモチベーションが湧かないのも理由の1つです。たとえば会社員であれば「明日出勤しないとクビになる」「生活費が稼げない」など、出社しなければならない分かりやすい理由があるのですが、高校生の場合はそれがありません。

もちろん長い目で見れば「卒業できない」「進学できない」など何らかのネガティブな結果は返ってくるのですが、10代のうちはそのような未来を現実的に想像するほど精神的に成長できていない場合もあります。

ましてや、心の片隅で「このまま引きこもりでもいいや・・・」や「もう中退してもいいや・・・」と思っていれば、モチベーションが湧かないのは当然かもしれません。

もちろん高校卒業以外にも生き方にはさまざまな選択肢があるので、卒業にしつこくこだわり続ける必要は必ずしもありません。

ですが、最終的にはお子さんが自分の意志で前向きに自分の人生と向き合っていけるだけのモチベーションを取り戻すことが理想です。

 

2. 子供の心に寄り添うことは難しい・・・

反抗期の息子と母親のイラスト

さて、お子さんが不登校を克服できない理由を見ていくと、お子さん自身の心の回復が何よりも重要なことが分かると思います。

そして親御さんも本人の意思を尊重するためになるべく口出しをしないようにしたり、プレッシャーをかけないように気を付けたりしているかもしれません。

しかし、思春期のお子さんの気持ちに寄り添うことは難しく、不登校をきっかけにして親子関係が悪くなってしまうこともあります。

お子さんに干渉しすぎるのもよくありませんが、お子さんとの心の距離が離れてしまっても不登校からの克服は難しくなります

お子さんの心に寄り添えなくなってしまう原因にはどのようなものがあるでしょうか。

 

2-1. 親とコミュニケーションを取ってくれなくなった

不登校になってしまったお子さんは気持ちが沈んでおり、ただでさえ誰とも話したくない気分の場合も。

親御さんと顔を合わせたら「学校に行かなくては・・・」というプレッシャーから気まずくなってしまうこともあります。

その結果家にいても自分の部屋にこもってばかりで、親御さんと話してくれなくなってしまう可能性があります。

一度会話の頻度が落ちてしまうと、また良好な関係に戻るのは難しいです。その結果お子さんを放置することになってしまい、親が手を差し伸べることが難しくなってしまいます。

 

2-2. 子供が実のところ何を考えているのか分からない

昔は何でも話してくれていたお子さんも、成長するに従って親御さんに心を開いてくれなくなる場合もあります。

特に中学生~高校生の年頃は思春期にあたるので、どうしても親に反抗してみたくなります。

お子さんに学校に行きたくない理由を尋ねてもきちんと答えてくれないことも多いでしょう。

また、本人の悩みが分からないことには親としてもどうやって悩みを解決できるか分からないのですから、支援できることを思いつきにくいという問題があります。

 

3. 「日常生活」の観点から親御さんができること

徹夜明けの笑顔のイラスト(男性)

このように、お子さんに対して直接の相談相手になることが難しい場合には、まずお子さんの日常生活に目を向けてみるという方法があります。

日常生活に目を向けることがなぜ大切かというと、体と心は密接につながっており、健康な体を取り戻すことで前向きな心を手に入れられる場合があるからです。

具体的にどのような方法があるかご紹介します。

 

3-1. 早寝よりもまずは早起きに挑戦!生活リズム

実は筆者は不登校経験者なのですが、学校に通うにあたって一番の難関だったのが朝起きることでした。

なぜなら、不登校期間はどうしても夜更かしをしがちで、朝はまったく起きられず、下手をしたら16時過ぎまで布団の中にいることもあったからです。

学校に行くためには遅くても7時頃には起きる必要がありましたが、それは本当に難しかったことを覚えています。

7時に起きるために逆算して23時に布団に入ったとしても、全く眠くならず、夜中になって携帯をいじり始め、結局また明け方に・・・なんてこともしょっちゅうでした。

つまり、登校できる時間帯に起きられるように体内時計を整えれば、お子さんが「学校に行けそう」と思える可能性が上がるのです。

もしお子さんの生活リズムが昼夜逆転になっている場合、まず早寝より早起きをさせてみましょう。無理やり眠ることより、無理やり起きることのほうが簡単ですよね。

学校に行かなくてもいいので、まず普段登校していた時の起床時間にお子さんを起こしてみてください

お子さんが全く起きる気配がなくても、声をかけたりSNSでコミュニケーションを取ったりするだけでも試してみてください。

そしてもしお子さんが朝起きれるようになったら思いっきり褒めることも忘れないでくださいね。

 

3-2. 家事をするにもきっかけが必要!軽い運動

軽い運動も重要です。運動といっても、ジョギングや筋トレのようなきちんとしたものでなく、近所のコンビニまで行くとか、家事の手伝いをする程度で十分です。

運動が心に与える影響は大きく、少し体を動かすだけで気持ちが前向きになることもあります。

また運動をして適度に疲れることで夜の寝付きもよくなり、前述の早寝早起きにも繋がります

一番簡単な運動は家庭内で洗濯皿洗いなどの家事を手伝ってもらうことだと考える親御さんも多いと思います。

しかし、普段家事を手伝う習慣のないお子さんが不登校になったからといっていきなり家事を進んでやってくれるようになるかというと、そうではない場合も多いのではないでしょうか。お子さんはモチベーションが低下している状態なので、簡単な手伝いでも引き受けようとしないことがあります。

それよりも、「コンビニでおやつを買ってくる」「ポストに郵便物を出してくる」などといったもっとシンプルな雑用を頼んだほうがお子さんも手伝いやすいかもしれません。

筆者はある日ささいなキッカケで早朝にコンビニに行ったところ、朝日がとてもきれいで身体から元気が湧いてきて、その日はなぜかやる気が出て家の掃除をして家族の夕ご飯まで作ってあげた、という経験があります。(学校はさぼっていたのですが・・・)

ちょっとした生活の変化が引き金となってモチベーションが湧いてくることは多いので、何かキッカケを見つけたら積極的にお子さんが身体を動かす機会を作ってみましょう。

参照:厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html

 

3-3. どんなささいなことでも大丈夫!笑顔になれる会話

こちらは少し難易度の高い方法かもしれませんが、お子さんを笑顔にしてみるのも効果的です。

不登校のお子さんはどうしても一日じっとしていることが多く、感情が動く機会や笑顔でコミュニケーションを取る機会があまりありません。

笑いは健康にいい」とよく言われますが、笑顔でいると心も前向きになっていくのは本当だと思います。

とはいえ、お笑い芸人のように面白いことを言って笑わせる必要はありません。

普段のほんの些細な会話でも、「お子さんを楽しい気持ちにできることはないかな?」と考えてみましょう。

直接コミュニケーションを取れない関係の場合はSNSで突然面白いメッセージを送ってみてもいいかもしれません。

 

4. 「学校に行こう」と思える決め手のキッカケは?

やる気のある中学生・高校生のイラスト(女子)

さて、ここまで読んでくださっている方は、不登校の高校生が実際に「学校に行こう」と思えるようになった決め手のキッカケを知りたいかもしれませんね。

そこで最後に、筆者が実際に「明日(今日)から学校に行こう!!」と思えるようになったキッカケをご紹介します。

これを読めば、生活習慣を整えることの大切さが分かると思います。

 

4-1. 登校時間に起きられた

先ほども早寝早起きの大切さについて説明しましたが、これが一番大きなキッカケだったと考えます。

私は「学校に行くぞ」という決意だけは数か月間持ち続けていたものの、当日の朝になるとものすごく眠くて全く起きることができませんでした

しかし、ある日暖房を付けっぱなしで眠ってしまい、早朝に異常な暑さで目が覚めたことがありました。その時は暑すぎて二度寝をするような気分にもなれず、そのままシャワーを浴びて高校に行くことができたのです。

こうして書いてみるとなんともマヌケなキッカケなのですが、登校時間に起きられるようになることは非常に重要です

 

4-2. 頭がスッキリしている

ある日、ひょんなことから部屋の掃除をしたことがありました。一度掃除を始めるとついつい部屋中を掃除したくなってしまい、その日は他にもお風呂の掃除をしたりスーパーに買い出しに行ったりとアクティブに過ごしていました。

すると、その日の夜から翌朝にかけて、気分がスッキリしていて、学校に行く時の憂鬱さが軽減されていたのを感じました。そしてふと「なんか元気だから学校行こうかな」と思えるようになりました。

これは、軽い運動によって血液循環がよくなり、頭がスッキリしたからだったのかもしれません

 

4-3. 何だか前向きな気分

ある日、親からよく分からない面白いメールが送られてきたことがありました。

その時はそれが面白くて一日中思い出し笑いをしていたのですが、ふと気が付くと前向きな気持ちになっているのを感じました。

当時はテスト前で授業の遅れを取り戻すのが難しいタイミングだったにもかかわらず、「とりあえず学校に行ってみよう」と思って2限目から授業に参加しました。

一度2限目から参加してみると、その後は「別に1限目から授業に出なくても大丈夫だな」「授業についていけなくてもとりあえず席に座っていればいいや」と思えるようになりました。

もしかすると、自分の心の中では学校に行く準備ができていたのですが最後の一押しが足りなかったのかもしれません。そしてその最後の一押しになってくれたのが、親からの面白いメールでした。

 

このように、私が覚えているのはどれも本当にふとした些細なきっかけです。お子さんの生活にささやかな変化を起こしてみませんか。

 

5. まとめ

お子さんが不登校を克服するには本人の精神的な回復も大切ですが、同じくらい大切なのはお子さんの体調です。

今年は「コロナ鬱」という言葉もあちこちで目にするようになりましたが、生活環境の変化は、たとえ家でのんびりするようになったとしても、何らかのマイナスな影響を及ぼしています

お子さんの気持ちに寄り添うことも大切ですが、たまには「生活習慣」の観点から何か行動を変えてみると、ふとしたきっかけでお子さんに変化が現れるかもしれません。

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

逸(いち)高等学院 代表
XLASS株式会社 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年500名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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