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高校生の不登校

進学校の高校生が不登校に・・・親ができる3つの大切なこと

2020年10月11日

読了予測時間 : 約 3 分 39 秒

進学校で一生懸命頑張っていた高校生のお子さんが突然不登校になってしまったら、親御さんは不安な気持ちでいっぱいだと思います。

優秀なはずのうちの子がなぜ?もしこのまま高校を卒業できなかったら?こんなことは初めてで、一体どうしたらいいか分からない・・・など様々な疑問や悩みも出てきますよね。

この記事では、元不登校経験者が自身の経験も踏まえながら、今親御さんがお子さんにしてあげられる3つのポイントについて、具体的に解説していきます。

 

1. 実はとても多い、進学校に通う高校生の不登校の原因とは!?

進学校で不登校になってしまう高校生は、実はとても多いです。

その原因は、進学校ならではのさまざまなストレスにあります。ただでさえ多感な時期の高校生が外部から様々なストレスを受けることで、拒否反応が出て学校に行きたくなくなってしまうパターンも少なくありません。

進学校特有のストレスには、たとえば次のようなものがあります。

 

1-1. ハードなスケジュール

進学校の授業では予習や復習が当たり前です。毎日課題が出ることも当たり前で、課題を終わらせるだけで数時間かかることも決して珍しくありませんよね。

さらに、文武両道を掲げるような高校では部活動も盛んで、夜遅くや休日に練習や大会の予定が詰め込まれていることも多いはずです。

熱心なご家庭であれば、それに加えて学習塾に通ったり、部活動以外の習い事に通ったりしているお子さんもいるかもしれません。

 

このようなハードスケジュールで毎日を送っていると当然睡眠時間も削られますし、忙しい生活に対してストレスを感じてしまいます

 

1-2. 他の友達もストレスが溜まっている

進学校に通っているお子さんは、お子さん自身の学習に対するモチベーションが高い場合ももちろんありますが、親御さんから進学に対して過度な期待やプレッシャーをかけられている場合も少なくありません

たとえば「せっかく偏差値が高いのだからこのまま勉強を頑張って有名大学に進学してほしい」「親と同じ職業に就いてほしいから最低限〇〇大学には進学してもらいたい」などです。

そのような環境で育っているお子さんは、常に同級生との競争にさらされてイライラしてしまうことがあります。成績がいい同級生を妬んだり、反対に成績が悪い同級生を嘲ってストレスを解消したり。何気ない普段の学校生活にも人間関係にストレスを感じてしまうきっかけがたくさん転がっているのが進学校です。

 

1-3. 休日もリフレッシュできない

進学校の生徒は休日も様々な予定に追われています。模試は土日に行われることが多いですし、夏休みも名ばかりで課外授業のスケジュールがびっしり詰まっている場合もあります。

自宅に戻ってからも予習復習や課題に追われ、夜遅くまで勉強することは当たり前です。

平日の疲れを回復するどころか、リフレッシュする間もなく勉強に追われるのが現状です。

 

2. 親目線では気付き辛い、不登校で悩む高校生の心境とは!?

心配している人のイラスト(女性)

上記で挙げたようなストレスに毎日晒されていれば、辛い気持ちになってしまうことは決して不思議ではありませんよね。

ストレスフルな生活を送っているうちにある日突然学校に行けなくなってしまうお子さんはたくさんいます。

では、実際に不登校になってしまったお子さんは一体どんな気持ちなのでしょうか

 

2-1. 本人だって焦っている

不登校になって「学校に行かなくてもよくてラッキー!」と思っているお子さんはほぼいないはずです。

もしかしたらお子さんは一日中ゲームをしたり、ゴロゴロしてばかりいたりするかもしれません。しかしそれは決して開き直っているわけでも、引きこもり生活を楽しんでいるわけでもないのです。

筆者も不登校を経験したことがありますが、確かにその時は毎日アニメを見たり、漫画を読んだりしていました。しかし、正直全く楽しくありません。心の中では常に「一体どうしてこんなことになってしまったんだろう」「どうして高校に行けないんだろう」という重たい気持ちが渦巻いていました。

あるいは、そういった不安を紛らわせるためにゲームや漫画などの娯楽に手を出しているだけかもしれません。

 

断言できますが、不登校の本人は決して楽しく暮らしているわけではないのです。

 

2-2. 負のループに入ると抜け出せない

不登校から簡単に復活できない理由は、一度「負のループ」に入るとなかなか抜け出せないことにあります。

学校に行かなくなった結果毎日夜更かしをしてしまい、コンビニで買ったお菓子ばかり食べるようになると、さらに寝付きが悪くなり、脳内ホルモンのバランスが崩れ、もっとジャンクフードを欲するようになり、さらにダラダラ過ごすようになって、親に冷たい言葉をかけられ、自分を責めて落ち込み、昼間に寝込んで夜にまた活動を開始する・・・
このように、一度生活のバランスが崩れてしまうと様々な要素がお互いをマイナスの方向に引っ張ってしまいます

この負のループから自分一人の力で抜け出すことは、まだ若い高校生にとって非常に難しいです。

 

2-3. 体調不良を併発することも

一度生活習慣が乱れてしまうと、体調面でもさまざまな問題が出てきます。

自律神経のバランスが崩れてしまったり、慢性的な頭痛や腹痛に悩まされるようになったり、肌荒れが酷くなったりする方もいます。

体調にまで影響が出てくると、気持ちだけでなく身体を元に戻すことも必要なので回復までさらに長い時間がかかると言えるでしょう。

 

3. 親がしてあげられること

お母さんのアドバイスが響く子供イラスト

暗い話が続いてしまいましたが、ここからは具体的に親御さんがお子さんにしてあげられることを紹介します。

どれも一見難しいように感じますが、まずはご自身ができそうな小さなステップを積み重ねるところから始めてみましょう。

 

3-1. ポジティブなコミュニケーションをとる

先にも書いたように、お子さんは自分自身を責めている可能性が高いです。

自分自身を責めているということは、自己肯定感が下がっている状態です。「自分なんて社会不適合者なんだ・・・」「どうせわたしなんかが何をどうやってもいい大学には行けないし・・・」など、自分に対して常にダメ出しをしている状態ですね。

 

このような状況に置かれた人をポジティブな気持ちに向けて回復させてくれるのが、人との関わりです。

 

ただし、もちろんポジティブな関わりである必要があります。

もしお子さんとほとんどコミュニケーションを取れていないのであれば、一方的でも構わないのでお子さんに声をかけましょう。声をかけることが難しければ手紙やSNSでも構いません。とにかく、親御さんはお子さんのことを無条件に愛していることを伝えてあげましょう。

学校への復帰を無理強いするのは逆効果です。「学校に行けない自分は価値がないんだ」と思ってお子さんがさらに落ち込む原因になってしまいます。

 

3-2. 生活習慣を整える手助けをする

生活習慣を整えることは、お子さんが元気になるために非常に大切です。

一定期間学校に行かない間に、もしかしたらお子さんの中の「メンタルの問題」は回復しているかもしれません。

しかし、不登校中に生活習慣が乱れてしまったことが原因でホルモンバランスや自律神経のバランスが乱れた結果、常に「やる気が出ない」「なんとなく悲しい」状態におかれ、気付かないうちにそれが「学校に行きたくない」気持ちとすり替わっている可能性があります。

 

適度な運動や健康的な食事は前向きな心を取り戻すために非常に重要です。お菓子を食べることがやめられないならさりげなく栄養補助食品系のおやつを常備してみる。運動不足が心配なら、適当な理由を付けて昼間に外に出かける用事を作る。

などなど、小さなことからで構いませんのでさりげなく生活習慣を整える手助けをしてみてください。

 

3-3. 復帰以外の選択肢を教える

高校にまた通えるようになること以外にも不登校から復帰する手段が存在することを伝える、というのも親御さんができることだと思います。

たとえば、思い切って中退して高卒認定試験を受けてから大学受験に挑戦する
海外の高校に留学して、卒業したらまた日本に帰ってくる
など、10代の進路には思わぬ抜け道が存在するものです。

そういった選択肢が存在することをお子さんに教えてあげるのも、親御さんができることではないでしょうか。

 

お子さんはすべてに対するやる気を失ってしまったのではなく、ただ今の高校生活が嫌になってしまっただけです。他にもっと心地よく、本人が生き生きと頑張れる選択肢があるのならそれを選択することは間違いではありませんよね。

 

余談ですが、筆者は高校生の時、狭い教室で集団で授業を受けることが苦痛で仕方がありませんでした。でも勉強は大好きでした。そこで思い切って高校を中退して自学自習に切り替えたところ、通学の何倍ものスピードで授業の遅れを取り戻し、無事に大学に進学することができました。

このように、高校にお子さんを適応させるのではなく、お子さんが適応できる環境に切り替えることも、一つの選択肢だと思います。

 

ちなみに、高卒認定試験は毎年2万人強が受験しており、16~18歳の昨年の合格率は54.5%です。つまり、進学校に入れる程度の基礎学力があれば合格は決して難しくない試験と言えます。

参照:令和元年度第2回高等学校卒業程度認定試験実施結果について (文部科学省, 令和元年12月12日)
https://www.mext.go.jp/content/000020719.pdf

 

4. 中退してもいくらでも巻き返せる

分かれ道に立つ人のイラスト(女性)

もしお子さんが中退を選択するとしたら、「中退して、その後の進路やキャリアに響かないだろうか・・・」「子供はその後精神的に復活できるのだろうか・・・」など、親御さんとしてはまた新たな悩みが出てくるかもしれません。

しかし、筆者自身に限って言えば、「もし中退していなければ、今のような楽しい未来は待っていなかった」と断言できるほど、今を楽しんでいます。理由を2つ説明します。

 

4-1. 高校を卒業することが最適解とは限らない

高校大学と順当に進学できてもその後挫折する人もいます。たまたまお子さんの人生の転機が少し早く、今だったというだけです。

もし無理やり高校に通い続けたら、心身に負荷をかける状態をさらに数か月、数年延長することになります。

私はストレスから逃げ出すことができてよかったと思っています。

 

4-2. レールから外れることは怖くない

中退したことで、レールから外れても怖くないということを学びましたし、レールの外側から見る景色を知ることができました。

ある意味これは貴重な体験です。レールから外れて「既存の型に縛られない人間」になれたことで踏み出せた世界や出会えた人がたくさんいます。

私は自分の中退の学歴に誇りを持っているとさえ言えます。

 

5. まとめ

不登校から復帰することは、必ずしも今の高校を卒業することではありません。

本人が生き生きとした心身を取り戻し、自分の意志で自分の未来を切り開けるようになることが大切です。

親御さんにできることを少しずつ実践しつつ、お子さんの底力を信じてみましょう

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

逸(いち)高等学院 代表
XLASS株式会社 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年500名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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