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高校生の不登校

【高校生も求めている】不登校の子どもに必要な居場所とは?

2020年10月20日

読了予測時間 : 約 6 分 53 秒

疑問&お悩み

・「不登校の子どもには居場所が必要」と聞くけど、居場所ってなに?どういうこと?

・居場所の必要性が、いまいちピンとこない…。

 

「学校代わりになる居場所を探そう!」

不登校について調べていると、経験者の口から多く語られている居場所。
とくに、「居場所は大事」と重要性を語っているものが多く見受けられます。

ただ、居場所の意味や必要性について説明を求められると困ってしまうのではありませんか?

この記事では、居場所について次のことを解説しています。

居場所についてわかる3つのこと

  • 不登校の子どもが求めている居場所
  • 居場所の必要性と役割
  • 具体的に居場所となるところ

 

記事を読むことで、居場所の本当の意味どういった場所が居場所になるのかがわかります。
「学校代わり」にとどまらず、居場所として根本的に必要なところ、あなたに必要な居場所についてもお話ししています。

少しでも、あなたの中にある“居場所についての疑問やもやもや”を解決できれば幸いです。

 

1. 【高校生も求めている】不登校の子どもが求めている居場所とは?

不登校の子どもたちが、本当に求めている居場所は物理的な場所に限りません。
学校では得られずに実感できなかった、心のよりどころを求めています。

不登校児の居場所の代表格といえばフリースクール、適応指導教室など。
学習する場所や何かを学べる環境として、学校代わりになるところとして紹介されていますね。

学校代わり=勉強するところ
とつい思いがちですが、勉強ができるできないの環境は、不登校の子どもにとって二の次であることもあります。

 

2. 不登校の高校生が求める居場所ってどんなところ?

不登校の子どもが求めている居場所、すなわち心のよりどころには2つのポイントがあります。

居場所の定義

  • 子どもが、ありのままでいられること
  • 自分のポジションがあること

ありのままでいられるとは、無理をしなくていいということ。自分の気持ちに嘘をついてまで相手に合わせたり、変な気を使わなくていいということです。

自分のポジションがあるとは、他の人から受け入れられている実感や手応えがあるということ。
相手ありきですが、誰か1人にでも「ここにいてくれれば、それでいいんだよ」と思ってくれる人がいて、そうした思いを共有できれば充分でしょう。

加えて、自分が何かしらの役に立てていると確信を持てる環境であれば、より子どもにとっても過ごしやすい居場所と言えます。

 

3. どうして不登校の子どもの居場所は重要視されるの?

不登校の子どもの安全基地となる居場所には、2つの大きな役割があります。
そして、役割それぞれが子どもの将来的な自立に大きく影響することから、「不登校の子どもに居場所は必要」だと言われているのです。

居場所の役割

  • 子どもと社会へをつなぐ橋となる
  • 疲れた心を癒す、凝り固まった心を解きほぐす

不登校の子どもの多くは、学校との関わりや結びつきが弱くなることで、「自分は社会から抜け落ちた存在だ」と捉えてしまうことが多くなります。
加えて、将来への不安や学校に行けないことを「失敗した」と強く思い込む傾向があるため、立ち直ることも一筋縄ではいきません。

たとえ子ども自身の劣等感や自責の思いが強かったとしても、「私たちがあなたを受け入れる。受け入れる場所ココだよ」と諭すのが居場所です。

自分とは別の悩みを抱えた人、自分を理解しようと歩み寄ってくれる人との関わりを通すことで、自分自身を見つめなおし、再スタートへのエネルギーを蓄えることが可能となります。

 

4. 不登校の高校生にとって居場所となる具体的なところは?

ひとくちに「居場所」と言っても、子どもにとって安心できる場所となりうるかは判断が難しいところです。
主に居場所をつくりあげるには、次の3つが影響すると言われています。

居場所を作る3要素

  • 本人
  • 他者の存在の有無
  • 何かしらの活動、または対象物

本人というのは、不登校の子ども自身のこと。

他者の存在は全くの他人であると同時に、不登校の子どもの心情を理解しようとしている人である必要があります。
理解者は親、クラスメイトや友人がなりうるとは限りません。

活動や対象物は、他者とのコミュニケーションの接点になります。本人と他者との中継地点の役割となるため、子どもによっては単純に1対1のやりとりをするよりもスムーズな意思疎通をとることができます。

とくに、同じ空間に自分と他人がいる場合、関わるか関わらないかを選べるのは重要です。
要するに、室内に他の誰かがいたとしても、喋る以外の行動が選択できるかどうか。
例えるなら、部屋の中でテレビを見るのか、本を読むのか。自分のしたい行動をとれるかが居心地の良し悪しに関わります。

それでは、実際にどういった居場所があるのか、具体例としてあげられる場所を見てみましょう。

 

4-1. 学校関係

「不登校なのに、学校が居場所がになるとはどういうこと?」と疑問が浮かんだかもしれませんね。

「学校に行けない」と聞くと、学校という存在そのものを受けつけないのだと思いがちです。
ただ、子どもや不登校の段階によっては、学校内に居場所となる空間をつくっておくことにより、不登校の長期化を回避できる可能性があります。

また、学校復帰への足がかりとしても利用可能です。
現在不登校で、在籍校へ戻ることを検討しているのであれば、はじめから教室復帰を目指すよりも居場所探しからはじめるといいでしょう。

 

4-1-1. 保健室や図書館、特定の空き教室など

保健室登校という言葉あるように、不登校の子どもでも比較的利用しやすいとされているのは保健室です。
ただし、保健室はその性質上、人の出入りが多い場所でもあります。他にも、休み時間になると養護教員とのコミュニケーションを目的に在籍生徒が入ってくることもあるので、利用する時間帯を考慮する必要があるでしょう。

保健室に加えて、図書館や特定の空き教室など、状況によって居場所を選択できるのが理想的です。

 

4-1-2. 通信制高校や通信制サポート校など

もしも、現在在籍している学校を辞めて通信制高校に転入した場合は、転入先の学校が新しい居場所となる可能性があるでしょう。

しかし、子どもが「居場所になる」と捉えられるかは、直前まで在籍していた学校のフォロー具合に左右されます。

教員が誰か1人でも気にかけてくれた実感があれば、転入先でも教員やクラスメイトとの関係構築はスムーズです。反対に、在籍期間中のサポートが乏しかった場合、子どもの中で学校という存在に不信感が残ったままになるため、気持ちを切り替えて…というのは難しいでしょう。

少なからず、退学や編入は子どもにとって環境が大きく変わることに変わりはありません。
もし仮に、通信制高校へ転入するのであれば、通信制サポート校との併用がおすすめです。

 

4-1-2-1. 信制サポート校とは?

通信制高校に通う子どもたちの学習とメンタルのサポートをする教育施設です。
通信制高校は学習計画は自分で組み立てる、学習における不明点は自分で解決するなど、多くのことを自分でこなす必要があります。

このため、規定の課題が未提出でテストを受けられず、そのまま中退になる子も…。

通信制サポート校を利用すれば、子どもと学校に合わせたフォローが可能になるため、留年や中退のリスクは大きく減らせるでしょう。

また、同じ境遇の人とも親しくなれるため、子どもにとっても過ごしやすい環境といえます。

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4-2. 学校以外

学校以外のでは、教科書的な学習のみではなく、何かしらの活動を通して得た経験を学びとして重視する傾向が多くみられます。

学校のように、どこか1か所に決める必要はありません。その時々の状態によって移り変わっていくのが自然でしょう。

 

4-2-1. 適応指導教室(教育支援センター)

市町村の教育委員会が設置している、不登校の子ども向けの公的な支援施設です。
条件によっては、適応指導教室(教育支援センター)に通うと、在籍校への出席とみなしてくれます。

設立時は不登校児の学校復帰が目的でした。現在は文部科学省が不登校支援のあり方を“子どもの将来的な自立”へとシフトチェンジしたこともあり、学校復帰よりも居場所の提供に重きをおく割合も増えています。

センターによっては支援対象を小学生および中学生に限定している場合もあるため、利用を検討する場合は事前に問い合わせておきましょう。

 

4-2-2. フリースクール

フリースクールは、これまでの学校教育とは別の形で、子どもに学習する機会と居場所を提供する機関や施設全般のことを指します。

公的な学校とは異なるため、運営の目的や規模活動内容は各フリースクールによって様々。
なかには、通学ではなく全寮制のところもあります。

選択肢が多い分、子どもが通いやすい最適な環境を探すことが可能でしょう。

通うことを検討する場合は資料の取り寄せだけでなく、見学して実際の雰囲気を確認しておくと安心です。

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4-2-3. 塾や家庭教師

勉強が好きであるなら、塾や家庭教師も居場所や心のよりどころです。

学習塾や家庭教師は進学だけでなく、不登校の子ども対象に展開しているところもあります。勉強への意欲がしっかりとあるのであれば、居場所の提供も兼ねて提案してみるといいでしょう。

もしも、同学年の人と顔を合わせることに抵抗がある、外に出るのは難しい…。といった場合は、家庭教師を検討する手もあります。
1対1で関係性を築けるので、子どもにとって家庭教師は頼れる相談相手となるでしょう。

 

4-2-4. 習い事や趣味

学校でも勉強でもありません。
しかし、何かしら好きな物事があることは、子どもの精神面にとってもいい影響を与えます。
また、他者との交流の機会に恵まれるチャンスもあるため、心のよりどころとして大きな存在になることも。

すでに辞めてしまったことでも、改めて取り組むと「自分にもできることがある」「そういえば、好きなことだった」と再発見することがありますよ。

 

4-2-5. ボランティアやアルバイト

自分ができることを通して、社会とのつながりや社会に役立っていると強く実感できる方法です。

1つのことを成し遂げるためには各々の行動が必要であり、その1人のなかに自分もいることを認識できる貴重な機会にもなります。
とくにボランティアは、外へ出る機会を増やすための足がかりとして、最初のは親子で参加するというのもいいでしょう。

 

4-3. 家

家が日常生活を送るうえで重要な場所であることは確かです。
ただ、居場所として最も重要か?となると判断が難しくなります。

というのも、高校生の時期は思春期の後半で、自立への最終段階に入っているためです。ご自身にも覚えがあると思いますが、親との関わりよりも他人との関わりの中で自分を見つめなおす機会が多かったのではありませんか?

けれども、親の出番が少ないということはありません。
むしろ、親子関係や家庭環境は、子どもの他人との関わり方に影響するほど重要です。

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4-3-1. 家を子どもにとって過ごしやすい場所にすれば居場所になる

思春期の子どもにとって、家が居場所として大きな割合を占めているかは判断がつきにくいところです。ですが、親としては、子どもに自分の家が過ごしやすいところにしたいですよね。

そのためにも、まずは1度、改めて親子関係と家庭環境や雰囲気を見なおしてみましょう。

その後に、もう1度、子どもと健全な親子関係を築いたり、関係性を強くすることで、子どもの中で親を含めた家そのものが自分の居場所だと思えるようになります。

 

親と家、物理的にも心理的にも「安心できる」と感じられる居場所があるということは、「自分は他者に受け入れられている」実感があると確信できることに繋がります。

1つでも揺らがない居場所をつくることで、子どもは自分自身を受け入れられるようになり、他者とのスムーズな関係構築が可能となるのです。

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5. まとめ

不登校の子どもが求めている居場所とは…

ポイント

  • 子どもが、ありのままでいられること
  • 自分のポジションがあること

居場所の役割とは…

ポイント

  • 不登校の子どもを社会に繋ぎとめ、自分を取り戻す機会を提供し、また社会へと送り出すこと

 

居場所という存在は、子どもが社会に出るための足がかりであると同時に、自分を取り戻す意味では帰る家と同類です。
家族以外の他者との関わる、外側の居場所については子ども本人に任せましょう。
親子、家族といった内側の居場所、家は、親子関係を見なおすことで安定したものとなります。

 

6. 【追伸】私たちは親御さんにとっての居場所でありたいと思っています

さて、今のあなたには、子どもさんが不登校であることを話せる場所はありますか?
高校生のお子さんならではの困りごとを解決できる方法、探していませんか?

不登校の子どもに、心を開ける居場所が必要であるように、親であるあなたにも悩みや気持ちを出せる場所が求められていると、私たちは考えています。

学校に行けていないお子さんのこと、何か不安なことや知りたいことがあれば、下のフォームから教えてください。

お気軽にメールしてくださいね。

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(※メールは問い合わせが確認出来次第、ご連絡差し上げます。1〜2日かかる場合がございますのでご了承ください。
また、無料相談の段階で本人を特定することや、第三者に情報を開示することは一切ございません。)

<<参考文献>>

「青年期の居場所感が心理的適応,学校適応に与える影響」石本 雄真https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjdp/21/3/21_KJ00006628953/_article/-char/ja

「A-6 中高生における対人的距離のとり方が居場所感に及ぼす影響(研究発表III)」砥上 恭子, 高橋 靖恵
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsyapp/13/0/13_68/_article/-char/ja

「「居場所」の心理的機能の構造とその発達的変化」杉本 希映, 庄司 一子
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep1953/54/3/54_289/_article/-char/ja

「不登校症例の後方視的調査から考える児童思春期デイケアの役割」木下 弘基, 奥山 玲子, 河合 健彦, 鎌田 隼輔
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscap/58/3/58_398/_article/-char/ja

「子どもの居場所の多様な解釈に関する試論 「居場所」スタッフへのインタビュー調査から」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjoha/13/0/13_151/_article/-char/ja

「子ども・若者をめぐる社会問題としての「居場所のなさ」」御旅屋 達
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kantoh/2012/25/2012_13/_article/-char/ja

「教育センターにおける不登校中高生のための居場所づくり活動 : 教育と臨床心理の視点を生かした協働のプロセス」
https://ci.nii.ac.jp/naid/120006817392

「居場所型フリースクールにおける「学び」とはどういうものか」奇, 恵英,斎藤, 富由起,吉田, 梨乃
https://ci.nii.ac.jp/naid/120006633328

「ひきこもりと行動嗜癖:地域での経験から」小山 秀之, 鈴木 太
https://ci.nii.ac.jp/naid/130007803227

「不登校中高生の「居場所施設」の「場」と「居場所」としての評価に関する研究 -沖縄県那覇市kukuluを対象に-」西口 裕祐, 小野 尋子
https://ci.nii.ac.jp/naid/130006322132

「高校生における不登校経験を通しての主観的想いの変化に関する質的研究」中山,和香工藤,浩二
http://ir.u-gakugei.ac.jp/handle/2309/150910

「小学生から高校生までの不登校傾向とレジリエンスとの関連」小林 朋子, 渡辺 弥生, 五十嵐 哲也
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pamjaep/61/0/61_191/_article/-char/ja/

「不登校のリハビリテーション医療・支援―総論―」栗原 まな
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrmc/56/6/56_56.440/_article/-char/ja/

「不登校経験を有する発達障害がある児童への福祉心理学的支援 : 居場所と放課後等デイサービスの併用によるひきこもり予防」小山, 秀行, 前田, 泰宏
http://repo.nara-u.ac.jp/modules/xoonips/detail.php?id=AN00181569-201803-1010

「高校生への対応―診療所心療内科医の立場から―」橋爪 誠
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/57/11/57_1127/_article/-char/ja/

「不登校経験のある高校生は自身の特別な支援ニーズをどのようにとらえるのか」熊谷,亮, 橋本,創一
http://ir.u-gakugei.ac.jp/handle/2309/147251

「スクールカウンセリングにおける不登校への取り組み : 援助過程における「父親」「母親」役割の試み」
坂田, 真穂, 廣井, 亮一
http://repo.kyoto-wu.ac.jp/dspace/handle/11173/888

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

逸(いち)高等学院 代表
XLASS株式会社 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年500名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

受講者は全員が再登校しており、再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

学生時代には不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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