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中学生の不登校

【中学生が不登校になる原因】年頃の子どもと親はどう向き合えば良いか

2019年9月5日

読了予測時間 : 約 4 分 4 秒

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中学生の子どもが不登校になり、次のようなことに悩んでいませんか?

  • 子どもに不登校の原因を聞いても「わからない」と言われてしまう
  • 原因がわからないため、親としてもどうすれば良いか分からない。

子どもは一向に学校に行く気を見せない。原因を聞いても返事は返って来ない。親として子どものためにどんなことでもしてあげたいのに、何をすれば良いかが分からない…。焦る気持ちばかりが募り、子どもに当たってしまうこともあるかもしれません…。

中学生が不登校になる原因がわからない場合のパターンとその対応方法をご紹介します。

この記事を読むことで、中学生が不登校になる原因がわからない場合に、親としてどのようにサポートすれば良いかが分かるようになります。

 

 

1.中学生が不登校になる原因

中学生が不登校になる原因として、「外部環境」の問題と、「内部環境」の問題の2つが考えられます。

  • 外部環境:外部から受ける影響
  • 内部環境:自分自身から受ける影響

それぞれ詳しくお伝えしていきます。

 

1-1 外部環境の変化~中学生になると環境が大きく変わる~

中学校に入ると環境が大きく変わります。小学校と中学校で変わるポイントを以下にまとめました。

 

勉強面)

  • 学級担任制から教科担任制に変わる
  • 授業の難易度・スピードが上がる
  • 本格的に英語がはじまる
  • テストの結果で順位がつく

 

人間関係)

  • 先輩後輩の上下関係ができる
  • グループ単位で行動するようになる

 

その他)

  • 部活動がはじまる
  • 校則が厳しくなる

1-2 内部環境の変化~思春期が訪れる~

中学生は、内部環境にも大きな変化が起きています。最も大きな変化は思春期が訪れることです。

思春期という言葉は誰しもが聞いたことがあると思います。生活の中で頻繁に耳にする言葉ですが、実際に「思春期の定義は?」と聞かれれば、曖昧な答えしか答えられないのではないでしょうか。

厚生労働省によると、思春期は以下のように定義づけされています。

思春期は周囲の影響を受けながら一人の大人として自分を確立する時期です。思春期には第二次性徴に始まる大きな身体的変化が生じ、性的エネルギーが増大します。そして精神的には、社会や学校・仲間集団・家族からの影響を受けながら一人の大人として自分を確立していきます。このことを「自我同一性を獲得する」といいます。

また、思春期においては以下の3つの要素が見られると言われています。

 

1.自立と仲間関係

思春期では親から自立したいという欲求が高まりますが、一方では親元から離れることの不安も感じます。その不安に対応するために、仲間と一緒に行動することで仲間から安心感を得ようとします。

その結果、自立した行動をすることが可能となります。ですから仲間関係のトラブルはこの頃のこころの発達に重大な影響を及ぼします。中学生の不登校の原因として友人関係が大きなウェイトを占めるのもこのためです。

 

2.自主性の獲得に伴う親への反発

例えばずっと「良い子」であった子どもが、自主性(自律性と自発性)を獲得しようとしたとき、反抗的態度が強く出ることもあります。

 

3.自立したい気持ちと依存したい気持ちの葛藤

例えば些細なことで母親を罵ったり壁を殴ったりしていた子どもが、ほんの数分後にはベタベタと甘えた仕草を見せるといった、一見矛盾した態度を取ることがあります。

思春期は親からの自立と親への依存の間で揺れる時期なので、このような態度を取ります。子どもが、その揺れを社会生活に支障がない範囲で収められるように支援することが周囲の大人の役割になります。

URL:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-002.html

 

まとめると、以下のような変化が起こります。

  • 身体が急成長する
  • 親から自立しようとする
  • 親との関係より友人との関係が大切になる
  • 親への反抗的態度が増える

子どもの中では大きな変化が起きており、親との関係が今までと変わってしまうのは当たり前のことです。子どもが自立していく過程だということを理解してあげましょう。

しかし、これらの大きな変化により、子どもが不登校になってしまうこともあります。次の章で詳しく話していきます。

2.不登校の原因は環境の変化ではない?

このような環境の変化に上手く対応することは簡単ではありません。
これらの環境の変化に対応できず、不登校になってしまうケースは多いです。
しかしながら、こういった環境の変化は不登校の原因ではないのです。

このような環境の変化は不登校のきっかけになることはありますが、原因ではありません。

もし、環境の変化が原因であれば、中学生全員が不登校になるはずです…。
しかし、中学生の中でも不登校になる子どもとならない子どもがいます。
なぜ、同じ環境にいる子どもの中でもこのような違いが出るのでしょうか。

これらの疑問を持った私たちは多くの不登校の子どもたちと会ってきました。
そして、1つの根本原因にたどりつきました。それは"愛着障害"というものです。
そして、この愛着障害を解消することで、不登校から抜け出せられることが分かりました。

次章で愛着障害について詳しくご説明します。

 

3.愛着障害とは?(今日からできる対策も解説)

そもそも"愛着障害"という言葉を聞いたことがあるでしょうか?あまり耳にしたことが無い方も多いかもしれません。この章では、愛着障害とはどういうものなのかをご説明し、対策もご紹介します。

3-1. 愛着障害とは?

愛着障害とは、"自分が愛されていないと感じることで、日常の行動に支障をきたすこと"をさします。

これだけ聞くと良く分かりませんよね。詳しく説明していきます。

まず愛着とは、"幼児期に養育者との間で築かれる信頼関係"のことをさします。ここでの養育者とは、多くの場合母親にあたります。では養育者との信頼関係はどのように築かれていくのでしょうか?

それは、養育者から愛情をしっかりと受け取ることで築かれます。褒められるところはしっかり褒め、幼少期の子どもの拠り所に養育者がなってあげなければなりません。一方で、愛着障害の子どもは幼少期に養育者との間に信頼関係を築くことができず、日常生活において様々な支障をきたしてしまいます。

そして、愛着障害の子どもには以下のような特徴が見られます。

何をするにも自信がなく、積極的になれない
人とかかわることが何となく苦手
人を信じるのが怖い
生き辛さを感じたことがある
本当は傍にいてほしいのに、拒絶したり攻撃したり無関心を装う

このような特徴が見られる子どもは愛着障害の可能性があります。これだけを聞くと以外と当てはまる人が多いんじゃないか?と思いませんか。実は日本人の3人に1人が愛着障害であると言われています。子どもだけではなく大人にも多くみられます。

もちろん愛着障害だからといって、社会に出て活躍できない訳ではありません。偉人では夏目漱石や太宰治も愛着障害だったと言われています。

そして、愛着障害は年齢に関係なく解消することができます。以下ではその方法についてご説明します。

3-2. 子どもの自己肯定感を高めてあげる

愛着障害を克服するために最も心掛けていただきたいことは、子どもの自己肯定感を高めるということです。

自己肯定感とは「自分のことを自分で認められる気持ち」といった意味の言葉です。

自己肯定感が低い子どもは、高い子どもに比べ自分の言動に自信を持てません。そして、自信のない言動は些細なトラブルを後ろ向きに捉えてしまうなど、不登校のきっかけにも繋がりやすくなります。また、不登校の子どもの多くは自己肯定感が低い現状にあります。

そして、自分のことを認められない子どもは親に不登校の理由を相談する勇気がありません。よって、自己肯定感を高めてあげるために、子どもを褒めてあげることが大切なのです。

では、どのように子どもを褒めてあげればいいのでしょうか?以下で例をご紹介します。

朝早起きした場合 →「早起きできて偉いね。」
ご飯を残さず食べた場合 →「残さず食べて偉いね。ありがとう。」
挨拶できた場合 →「挨拶できて偉いね。」

このように日常の些細な出来事でも、全て褒めるつもりで接してあげてください。目安は1日10回以上です。

普段と違う親御さんの言動を、初めは不審に思うかもしれません。それでも懲りずにお子さんを褒め続けてあげてください。親御さんから褒められることで、お子さんの自己肯定感は自然と高まります。

自己肯定感が高まった子どもは、性格も前向きになります。そして、前向きな性格は親子のコミュニケーションを良好にし、お子さんは親御さん対し悩みや考えを打ち明けられるようになります。

悩みや考えを打ち明けてくれたら、一緒に対策を考えてあげてください。

4. 愛着障害を克服した実例【3選】

ここでは、愛着障害を克服し不登校から再登校に至った3人の小学生の実例をご紹介します。3人ともきっかけは異なりますが、愛着障害を克服しようとしたことで不登校から解消されました。

4-1. ゲーム依存を克服し、再登校へ

「フォートナイトが小学生の不登校の原因?親御さん必見!-フォートナイトばかりしていたA君が、再登校に至るまでの話!」

4-2. 不登校の私に母親がしてくれたこと

「小学校を不登校のお子さんの受け入れ先を探す前に【経験者が解説】-不登校の私に母親がしてくれたこと」

4-3. 転校することで不登校が解消

「不登校の小学生を転校させるべき、2つのケース - 不登校の小学生を転校させるべき、2つのケース

 

5.中学生の子どもに親としてできること

中学生の難しいところは、親への相談をしたがらないというところです。
思春期の影響で、親から自立しようとする過程にあり、親に相談することを嫌がる傾向にあります。
また、親から子どもに問いかけたとしても、ちゃんとした返答がもらえないことも多いです。

こういった中で重要なことは、子どもの現状を理解しているスタンスを示すことです。

これまで伝えてきたように、中学生は大きな環境の変化が起きています。その変化が起きていることを理解し、大変な状況にある子どもに共感する声かけをしましょう。

以下にて、子どもに共感する声かけの良い例・悪い例をまとめました。

 

悪い例)

  • 「私に言うとおりにしなさい」「親の言うことが聞けないの!」と親に従わせるような発言をする
  • 「昔のあなたはそんな子じゃなかったのに」と子どもの変化にネガティブな発言をする

 

良い例)

  • 「今の時期、いろいろな変化が起こって大変だと思う。でも、お母さんとお父さんは、あなたのことを見ているから安心してね」と伝える
  • 「どんなことがあってもあなたの味方だよ」と伝える
  • 「何か困ったことがあったら助けるから、必ず伝えてね」と伝える
  • 落ち込んでいる様子であれば「辛いよね。何かあった?」と感情に共感し、問いかける

 

また、家庭を安心できる雰囲気に保つことも大切です。親へ反抗することもあるかもしれませんが、子どもは本気で親が嫌いになったわけではありません。子ども自身も、自分の環境の変化に対応できておらず、どうしていいか分からないのです。

そんなときは、親として家庭を安心できる雰囲気に保ちつつ、子どもが休むことのできる環境を作ることが重要です。

 

6.まとめ

当記事では、不登校の根本的な原因は愛着障害であることをご説明しました。
きっかけは人それぞれですが、同じような状況下にいても不登校になる子どもとならない子どもがいます。その違いは愛着障害かどうかなのです。

愛着障害を克服しない限り、仮に不登校を解決できたとしても再発する恐れがあります。お子さんが不登校で悩まれている親御さんは、子どもの自己肯定感を高めてあげることから始めてみてください。

中学生は、子どもから大人に変わっていくとても難しい時期です。実際に、中学生になるタイミングで不登校の割合は大きく増えます。いまや、中学生の約30人に1人は不登校です。クラスに1人は不登校という割合です。

親として大切なことは、そんな子どもの状況を理解し、味方でいてあげることではないでしょうか。

反抗的な態度を取る子どもに嫌気がさすこともあるかもしれませんが、「大人になるための大切な期間」と割り切り、子どもと向き合うことを心掛けていくといいかもしれません。

もし当記事のことで、「もっと詳しく知りたい」「この場合はどう考えたらいい?」などの質問がございましたら、私たち不登校支援の専門家に気軽に相談してください。1人で抱え込むよりも、誰かに相談することで気持ちがスッと軽くなりますよ。

最後まで読んでくださった皆様のお力になれることを、心から願っています。ありがとうございました。

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不登校を3週間で解決する方法

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

逸(いち)高等学院 代表
XLASS株式会社 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年500名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

受講者は全員が再登校しており、再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

学生時代には不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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