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中学生の不登校

不登校の中学生を抱える親御さんへ【進路の考え方】

2020年9月14日

読了予測時間 : 約 3 分 24 秒

 

 

中学生の子どもが不登校になってしまった―――。

つい最近までは登校できていたのに...。特に何も変わった事はなかったのに…。

どうして、という困惑に襲われると同時に、親御さんの頭に浮かんでしまうのは、お子さんの今後の人生についてではないでしょうか?

不登校になってしまったら、もう周りの子達と同じように普通に学校に通えなくなってしまうのではないか。

しかし、必要以上に落ち込み悩む必要はありません。子どもが不登校になってしまっても、その先の進路はございます

もし中学生の子どもが不登校になってしまい、このような悩みをお持ちの親御さんがいたなら、この記事が解決の一助になれればと思います。

 

1.12万人の不登校児と、社会の受け皿

 

参考サイト及び画像引用元

平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について・文部科学省.

https://www.mext.go.jp/content/1410392.pdf

1-1.不登校は珍しいことではない

 

文部科学省の調査によると、平成30年度における中学生の不登校児の数は、全国で約12万人も存在しています。

小学生や高校生など、不登校に陥ってしまう子どもは中学生だけではありませんが、不登校児が最も多いのは、過去どの年度でも一貫して中学生の期間です。

更に言えば、中学3年生の時期が、最も子どもが不登校になりやすいのです。

不登校になってしまう原因は様々ですが、不登校は決して恥じることではありません

そして、珍しくはないということは、子どもが不登校となってしまったという悩みを持つ親御さんもまた、全国には沢山います。

1-2.子どもが学校だけで育つ時代は終わっている

 

前述の通り、不登校の子どもに悩む親御さんは全国に多くいます。それは社会的な問題として、何年も前から国も対応や対策に取り組んでいます。

そして世の中には、不登校に悩む子どもや親御さんを助けようと、多くの人や学校が立ち上がっているのです。

今や、不登校児は学校に戻すべき、不登校になるのは子どもが弱いからだ…等、そういった前時代的な認識は廃れつつあります。

家庭環境の変化。時代を重ねるごとに複雑化する心の問題。そもそも一律、一様な不登校の原因などないといった、社会の不登校に対する見方は冷ややかなものだけではありません。

ゆえに、子どもが学校だけで育つという時代は既に過去のものです。周囲の子達と同じように学校に通うことだけが、大人になるための唯一の道ではありません。

それと同じように、進学という場面においても、周囲と同じように高校に通う以外にも、多くの選択肢が用意されています。

次の見出しからは、具体的に不登校を経験した子どもにどんな進学先があるのか。それらをご紹介します。

 

2.様々な『進路』のカタチ

 

 

不登校において最も身近な心配は、やはり高校受験です。

不登校児は高校受験で不利になるのだろうか?という不安を抱く気持ちは、子どもも親御さんも同じです。

確かに、国立や県立などの公立高校を受験する場合、欠席日数内申点の二点が、不登校児にとって不利になりやすいポイントです。

欠席日数をどの学年からカウントするかは、学校や各県によって異なりますが、基本的に欠席日数が多いほど受験で不利になりやすいです。

内申点についても、学校を休んでしまえば授業や試験を受けることができなくなり、内申点を重視する高校を受験する場合は不利となるでしょう。

しかし世の中には、不登校児に対する不利を解消できるための手段も用意されています。

 

2-1.入学試験の点数のみで勝負できる『私立高校』

 

 

全日制の高校を目指す場合、私立高校という選択肢は最有力です。

なぜならば、私立高校への受験には、欠席日数や内申点の評価がほぼ不必要であり、入学試験のみで勝負できるからです。

また、受験科目も公立高校よりも少ない科目数である事もあり、試験教科は、国語・数学・英語の3科目が一般的です。

ただし、受験科目が少ないからと言って、試験内容が簡単であるわけではありません。むしろ、高校によっては公立高校の受験で出る範囲よりも広い内容であったり、難しい問題が出ることもあります。

また、推薦入試の場合は、学校での成績が関わってくる場合が多いです。

それと、親御さんにとっては、学費が公立高校よりも高い点は気になるでしょう。

学校には通えてなかったけど、成績には自信があったり、これからの勉強で取り戻せるという自信がある子。それと日中に普通に高校に通いたいという希望がある場合は、私立高校をおすすめします。

 

2-2.毎日学校に通う必要のない『通信制高校』

 

 

毎日学校に通う必要が無く家で勉強をしながら高校卒業を目指したい場合、通信制高校が適しています。

基本的には個々人で進める自宅学習の他、月に数回学校に通う面接授業(スクーリング)、レポート提出、試験で卒業のための単位を取得していきます。

そういった授業スタイルのため、全日制に比べ非常に時間の融通が効きやすくあります

そのため、学校に定期的に通うことが難しい子どもに選ばれており、不登校を経験した子どもだけでなく、病気の子や働いている人、アスリートや芸能活動を行っている人など、非常に幅広い事情を抱えた子ども達を受け入れられます。

また、通信制高校の入学試験は、面接や作文だけというところが多く、学力に不安がある子どもも安心して入学し、遅れを取り戻すことができます。

費用面でもかなりお手軽で、世帯収入など家庭の状況によっては国から就学支援を受けられる場合もあり、年間10万円程度で卒業できる生徒もいるなど、多様な子どもを受け入れられる要因となっています。

一方、通信制高校のデメリットとしては、何よりも子どもが自由に使える時間が多い点です。

自宅学習が中心となれば、自分で学習を進める環境を自分で整えなければならないので、つい怠けてしまう環境に置かれます。

それにより、卒業までに長い時間がかかってしまう不安があるのは確かです。

また、通信制高校に通っていることで、周囲や世間の目が気になるという親御さんもいます。

周囲の子達と違い、平日の昼間なのに学校に通っていないという状況は、特に気になるかもしれません。

しかし、学校に通うのは何よりもまず子どもの進路や将来のためであり、そしてその選択は非難されたり、軽んじられるものではありません。

また、少子化に伴い高校そのものが減っている現代の中で、通信制高校の数や通う生徒の数は着実に増えており、令和元年においては約20万人が通信制高校を選択しているのです。

それに加え、通信制高校の中でも特効に通う頻度を減らせるだけでなく、逆に増やせるコースも存在します。

時代の流れの中で、通信制高校という進路は今後も広がり続け、やがてそれが今の普通を塗り替え、通信制が普通の選択肢になる未来が来るかもしれません。

 

2-3.教師やクラスメイトと接する機会の多い『定時制高校』

 

全日制のように、学校に通いながらある程度時間に融通を効かせたい場合、定時制高校をおすすめします。

元々定時制とは、全日制の高校の日程が終わった後の、夜間を中心に通学し、3~4年かけて高校の卒業資格を得る仕組みでした。そのため、アルバイトなどで働きながら学校に通い、高校卒業を目指す子供に選ばれています。

しかし最近は、夜間だけでなく午前中や昼間に授業を実施したり、大学のように生徒自らが授業を選んで卒業が可能な単位数を取得していく仕組みだったり、各種検定など授業以外で単位を獲得できたりと、様々な特色のある校風の学校も増えてきました。

学校の在り方も様々ですが、共通している点は、不登校経験者はもちろん、働きながら学校に通う人、全日制・通信制高校からの転入生、社会人など、様々な人が通っていることです。

他にも、学費の安さ、制服が無い、行事や部活はあるなど、普通に学校に通う事が難しくても、熱意を持って学校に登校して勉強したい人にとっては、有力な選択肢となるでしょう。

公立と私立でも入学試験に差異が出るので、定時制は学校見学などで各高校の特色をよくリサーチして、自分の子どもに合った高校を見つけることを推奨します。

 

3.子どもの進路で最も大切なこと

 

これまで、不登校になってしまった子どもへの進路として、私立高校通信制高校定時制高校の3つを挙げてきました。

無論、これ以外にも、高等学校卒業程度認定試験(通称:高卒認定)を受けたり、海外の短期留学など、高校へ進学するだけが手段ではありません。

しかし、これまでの記事の内容を踏まえた上で最も大切なことは、まずは子どもが学校に通えるようになることです。

当たり前ですが、子どもが不登校になってしまうのは、それだけの理由が存在します。

そして、不登校になるほどの子どもが負った傷というのは、進学してからも消えることはほぼありません

たとえ一時的に回復したとしても、無理矢理学校に通わせても、何かの拍子に再発してしまい再び学校に通えなくなる…という事例も存在します。

むしろ、高校に進学したその先の、大学受験就職活動など、不登校以上の困難や問題に直面した際、より大きな傷となって子ども達を傷つけてしまう危険さえ孕んでいます。

それはただ問題を先延ばしにするばかりか、より大きな問題となって子どもや親御さんが傷つく結果となるだけです。

子どもが不登校になるのには、大人や周囲が気付けなくとも、必ず原因があります。

ですからまずは、親御さんがきちんと子どもと向き合い、その不登校の原因を探る事が大切です

子どもの真意や本音が解らなければ、自分の子どもと一生すれ違うことになってしまいます。

子どもにとって、家族とは最後の味方であり、家庭とは最後の砦です。

あらゆる困難にぶつかった際に帰って来れる場所で、傷を癒し、また再び外で頑張るために必要不可欠の場所なのです。

親は万能では無く、分からないことや不安なことの前に惑う時もあります。

しかし親は子の味方であり、誰よりも子の幸せを願う。それだけは、子どもにとって絶対のものであると認識している必要があります。

不登校とは決して、人生に絶望するような失敗ではありません

進学の事、将来の事はひとまず置いておき、まずは子どもとしっかり接し、じっくり話し合ってください。

その後、今後の進路についてどうするべきか迷ったとき、もう一度この記事が貴方に助力できたならば、嬉しく思います。

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

逸(いち)高等学院 代表
XLASS株式会社 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年500名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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