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中学生の不登校

不登校だった中学生が「その後」を解説!実態と心情【親御さん必見】

2020年6月25日

読了予測時間 : 約 9 分 3 秒

お悩みポイント


子どもが中学生の不登校だけど「その後」が心配で…

中学生で不登校経験をした人の「その後」ってどうなっているの?

やっぱり「中学生時代の不登校」って、子どもの人生に影響するのかな…

 

この記事では、不登校の子どもをお持ちの親御さんが気にしている

「中学生時代に不登校経験がある子どもの「その後」について

不登校経験者が解説しています。

 

この記事でわかることは、次の3つです。


・中学生時代の不登校経験は、子どもの人生に良くも悪くも影響する

・不登校を後悔するかしないかは「今と過去の自分を受け入れられるか」

・子どもが求めているのは「心のケア」「人とのつきあい方」「勉強のサポート」


 

将来、子どもが中学生時代を振り返ったときに「不登校だったから…」と後悔しないためのサポート方法についてもお話しています。

子どもの「その後」を心配している親御さんの不安が少しでも軽くなれば幸いです。

 

 

1. 不登校だった中学生の「その後」の実態と心情は?

短期的に見れば中学校卒業後の進路選択、

長期的に見れば中学校卒業後から続く人生…

と、不登校経験はなにかしらの影響を与えます

 

そして、不登校経験の「影響の大きさ」や「影響がプラス・マイナスになるか」は、

子ども本人の不登校に対するとらえ方・解釈の仕方次第です。

 

不登校という「つまずき」を乗り越える・学ぶことができれば、
子どもは不登校経験をチカラに変えて成長することができます。

もし仮に、似たような状況になっても、問題解決のために努力できますし、
少なくともはじめから諦めてしまう可能性は低くなると言えます。

反対に不登校という「つまずき」を乗り越えられない・なにも学ぶことができなかった場合、
不登校体験は「挫折」として、子どもの心に深く残ります。

不登校期間が長引くほど学校復帰が難しくなるのと同様に、
不登校に対する「挫折」を放っておくほど、「その後」に与えるマイナスの影響も大きくなります。

 

不登校に対するとらえ方・解釈の仕方を思春期の子ども1人の力で得るのは至難のワザ。

そこで必要になるのが、親御さんのサポートです。

不登校経験が子どもの「その後」に与えるマイナスの影響を小さくするためにも、
経験者たちの実態や求められている支援を把握したうえで、子どもには今のうちから可能な限りのケアとサポートを行っていきましょう。

 

2. 中学生時代に不登校経験があった子どもは「その後」どうなった?

ここからは、中学生時代に不登校経験があった人たちの「その後」を見ていきましょう。

この調査は、文部科学省が平成23年〜24年(2011年〜2012年)に行った調査です。

調査の対象は、平成18年(2006年)時に中学3年生で不登校だった子どもたち。

5年後、20歳を迎えた段階での現在の状況・不登校当時のこと・卒業後の状況を調べています。

 

2-1. 中学生時代に不登校だった人たちの「その後」からわかること

20歳を迎えたかつての不登校経験者たちも、ごく当たり前に「今」を生きています。

不登校だった人たちも、働いていたり勉強を続けているのです。

学校に通っていた人たちとなんら違いがないことが見て取れのではないのでしょうか。

20歳現在の就業・就学状況

  • 就業のみ ……………34.5%
  • 就学のみ ……………27.8%
  • 就学・就業 …………19.6%
  • 非就業・非就学……18.1%
    (専業主婦・主夫、会社経営者含む)

 

半数以上の約55%の人が仕事に就いて働いており、
約48%の人が学生として学んでいる
ことがデータ上の数字からわかります。

雇用形態は以下の通りです。

20歳現在の就業状況

  • 正社員  ………………………9.3%
  • パート・アルバイト …32.2%
  • 家業手伝い・会社経営…3.4%

 

就学先の内訳はこちら。

20歳現在の就学先

  • 大学・短大・高専 ………22.8%
  • 高等学校 ………………………9.0%
  • 専門学校・各種学校等…14.9%

 

この追跡調査では、単なる就業・就学の状況だけではなく、
中学校卒業後と20歳の今を比較して
自分が成長したと認識している点も調べられています。

それぞれ成長した点に違いがありますが、
就業もしくは就学・就業者は、就学のみの人に比べて、
成長したと感じられることの数をより多く挙げているのが特徴です。

 

就業・就学状況と成長したところ

  • 就業・就学者
    自分で働いて収入を得る、学力が身についた、将来への希望が持てる、
    身体の健康、自分に自信が持てる
  • 就業者
    自分で働いて収入を得る、生活リズムが整う、人と上手く付き合える、
    家族間の関係改善、身の回りのことをじぶんできる
  • 就学者
    学力が身についた、将来の希望が持てる

 

就業者の方がより自分への自信を取り戻していることが特徴的です。

仕事は学校の課題とは違い、単純にこなすだけで済むものではありません。

成果を出すことで「自分にもできることがある」と実感し、
さらに対価として金銭をいただくことが自分への自信にもつながることで、
自分が成長していると認識しているのでしょう。

 

2-2. 中学生時代に不登校だった人たちが中学校卒業後に進んだ道は?

 

上記は、20歳を迎えた時点の状況でした。

ここからは時代を遡り、中学生時代の当時の状況を見ていきましょう。

中学3年時に進んだ“進路”

  • 高等学校などへの進学………約85%
    (就学のみ、就学+就業含む)
  • 進学せずに就職………………………6%
  • 進学も就業もしない ……………8.4%

8割以上の人が高等学校への進学を選択しています。

高い進学率は世間一般の「中学を出たら高校に進む」という流れに沿ったものもあるでしょう。
他にも、適応指導教室やフリースクールなどの不登校支援による効果もありますが、
高等学校は全日制ではなく通信制を選べるなど、
子ども本人が自分に合う進学先を選べることが影響しているとも考えられます。

また、高等学校卒業後の大学・短大・専門学校への進学率も20%を超えています。

「不登校だから高校に進学できない」「大学に入れない」ことはないのです。

 

2-3. 高校からは思い通りの進路に…とも限らない

中学校卒業時の進路について希望どおりだったか・違っていたかを調査した結果、約半数ずつで答えが別れました。

中学校を卒業したとき、希望どおりの進路に進めた?

  • 希望どおりの進路だった…43.8%
  • 希望とは違っていた  ………54.3%

なんと、本来希望していた進路には進めなかったと、半数以上の人が感じているのが実情です。

最終的に進学を決めたのは自分自身のはずなのに、希望とは違うことになったのはなぜなのでしょうか。

 

2-4. 希望した進路に進めなかったのは、不登校の影響?

希望していた進路に進めなかった」人たちのうち、
「不登校」が影響していると感じている割合は、7割を超えます。

 

希望どおりの進路でないことに“不登校”が影響している?

  • 影響がある  …………76.5%
  • 影響していない……23.5%

 

「希望どおりの進路に進めなかったのは、不登校がなにに影響したからなのか」を
聞き取り調査の回答から見ていくと、進路選択勉強面に強く影響していることがわかります。

不登校による勉強不足は、「その後」の高校生活でも「勉強についていけない」感覚を生じさせるなど、長期的な後悔を生み出すことになるのです。

数字が示すように、希望する進路に進めなかったことには不登校が影響すると考えて間違いはないでしょう。

 

3. 「その後」を迎えた人たちは、中学生時代の不登校経験を「どう思っている?」

「自分が不登校であったことを、どのように思っているか?」
この問いに対してもっとも多かった回答は「行けばよかった」という後悔です。

 

不登校で学校に行かなかったことを、今、考えると…

  • 行けばよかった …………37.8%
  • しかたがなかった………30.8%
  • 行かなくてよかった……11.4%
  • 何とも思わない  …………17.0%

 

大きく分けて、不登校を「後悔している」「後悔していない」の2パターンに分かれます。

ここからは2つの違いを見てみましょう。

 

3-1. 「後悔している」人の特徴

後悔している人たちの多くは、学校に行きたかったけど、行けなかった人たちです。

とくに後悔していることは、学力・勉強面進路

20歳を超えてもなお、学校に通っていなかったから
「自分は一般常識が欠けている」「対人関係に乏しくて未熟」
だと、
自分の短所の原因を不登校に求めがちです。

過去を悔いる気持ちが強いため、不登校にならなかったら
「もっといい学校に行けた」「ふつうの人と同じように…」と、
今の自分に対して劣等感を抱えています。

不登校当時から現在にかけて、不登校であることを「問題と感じている」ほど、
現状に対してマイナスの影響が大きくみられます。

 

3-2. 「後悔していない」人の特徴

後悔していない人たちは、休んでいた・苦しんでいた時間があったからこそ今の自分があると、
過去の自分も今の自分も肯定的に受け入れています。

本音を言えば「後悔することもある」けれど、
乗り越えることができたと実感することで、
自分が不登校であったことに
意味を見出しているケースも少なくありません。

ツラい期間に出会った人、支えてくれた人たちへ感謝の気持ちを抱いていること、
多くの人とは違う経験ができたなど、
不登校経験を“学校に行けなかった”という視点以外から見ていることも特徴です。

不登校であることを「しかたがなかった」「とくに問題と感じていない」ほど、
現状へのマイナスの影響は小さく、場合によってはプラスにはたらいているとも見て取れます。

 

4. 中学生時代に不登校経験があっても「その後」を後悔で終わらせないためには?

当時、不登校だった子どもたちが求めていたことを読み解くと、
今現在、不登校の子どもに必要な支援、求められていることが見えてきます。

中学3年生時、当時の子どもたちから求められていた支援は多岐にわたりますが、
大きく分類すると3つに分けられます。

不登校の子どもの「あればいいのに」は?

・心理的な支援

回答者の3割以上がもっとも求めていたのが、心のサポート。
「心の悩みについて相談ができれば…」と、自分の心情を安心して出せる場所を必要としていました。

・友人関係を改善するための支援

こちらも3割の子どもたちが求めていたことです。
上記が自分の心の悩みを打ち明けることに対して、こちらは相手に自分の感情を伝える方法など、
人間関係構築や人づきあいにまつわることの手助けとして求められていました。

・進学のための学習支援

回答者の2割が求めていた支援です。
不登校を後悔する人の多くが勉強面や学歴にコンプレックスを抱える現状を見ると、
勉強の遅れを取り戻すことに加え、進路対策のサポートも必要であることがわかります。

 

いわば学校生活・学生生活を送るにあたっての、すべてにかかわることで支援が求めれています。

とはいえ、親御さん1人で子どもの“声”に、すべて応えようとする必要はありません。

今は不登校への支援体制も多くあるので、
スクールカウンセラーや適応指導教室、相談センターなど、外部のサポートも利用しましょう。

外とのつながりをつくることで家以外にも居場所ができますし、
他人との関わりをきっかけに不登校や生活状況が改善する可能性も高まります。

 

4-1. 子どもが「その後」を後悔しないために、親御さんができること

不登校経験がどう影響するかは、子ども本人の不登校に対するとらえ方・解釈の仕方次第です。

過去の事実を受け入れて現状を認識し、今からどうすることが最善なのかと考えられるほど
“不登校”をすんなり受け入れられれば理想的でしょう。

しかし現実問題、不登校真っただ中の子どもが
「不登校だったけど、学びや出会いがあった」「ツラい経験もムダにはならない」と
考えることは容易にできることではありません。

例えるなら、
大キライな食べ物をムリやり食べさせられてパニックになっている人に、
「大キライなものでも毎日食べられるくらい大スキになろう!」と言っているようなものです。

まずは、子どもが“今”の現状を受け入れられるよう、心身を回復させてあげてください。

心身のエネルギーが回復すれば、子ども自ら折り合いをつけられるようになります。

 

親御さんだからできる!子どもの心のエネルギー回復をサポートする方法

・子どもを褒めて、子どもの自己受容力・自己肯定感を高める

・生活習慣を正しくする

・子どもに考える時間を与える

 

こちらの記事には、年頃の子どもとの向き合い方が載っていますので参考にしてみてくださいね。
中学生の不登校の原因についても書かれています。

こちらもCHECK

 

5. 「その後」を後悔しないために行動すると見えてくること

親子・家族との関り合いで心のエネルギー回復をしつつ、
外とのつながりも維持していくことは、結果として不登校問題の解決にもつながります。

不登校問題が解決したとなれば、子どもは1つ「つまずき」を乗り越えたということ。
多感な時期に困難と向き合い、
ツラいこと、苦しいことを自分なりに乗り越えた経験は、
「その後」の人生において大きな糧となります。

中学時代を振り返っても「不登校経験があったら今の自分がある」と
自信を持って言えるようになるでしょう。

 

6. 中学生時代に不登校を経験した私の「その後」

実は私も、今から約10年…15年前…小学生と中学生時代に不登校を経験しました。

ふつう、10年以上も前のことを「あぁ言われたから、こうだった」と覚えていたり、
「だから私は…」と引きずっている人は滅多にいないように思われるかもしれません。

ところが私は、ずいぶん長いこと自分が不登校であることに負い目を抱えていました。

 

けれども近頃は、こう思えるようにもなりました。
「多少の遠回りはしたけれど、これはこれでいいのかもしれない」


たしかに未だに「あの時ああしていれば…こうしていれば…」と後悔することも事実です。

後悔からの空想話はそこそこに、過去に起こった事実だけを事実として受け入れ、
その後にどう意味づけるのか。どう解釈するのか。

現実に目を向けることから、すべてがはじまり、少しずつ前に進めるのではないかと思います。

 

7. まとめ

中学生時代は、人生で1度しかありません。

多感な10代に、不登校であったことは「その後」になにかしら影響を与えますが、

「後悔するか」「後悔しないか」は「その時とその後」の本人次第です。

 

子どもが「その後」を振り返って、後悔しないためにできることは…


まずは
子どもが“今”の現状を受け入れられるように、心身のエネルギー回復を!

そのためにできることが、次の3つです。

・子どもを褒めて、子どもの自己受容力・自己肯定感を高める

・生活習慣を正しくする

・子どもに考える時間を与える

子どもが自分で自分のことを見つめ、受け入れられるようになれば、
自分の頭で考えて、自然と不登校と折り合いをつけられるようになります。
生活習慣が正しいと、外とのつながりもつくりやすく、学校復帰へのハードルも下がります。

心理的・人付き合いの方法・勉強面は外部の支援も活用しましょう。

親御さん1人で子どものあれこれを解決しようと、ムリをしないでください。

子どもが外とのつながりを持っていることが不登校解決のきっかけになる場合もあるため、
スクールカウンセラーや教育センターなどを積極的に利用しましょう。

 

不登校の中学生をお持ちの親御さんが心配している、子どもの「その後」について、
この記事がなにかしらの手助けやヒントとなれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

逸(いち)高等学院 代表
株式会社SSiM 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年200名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

受講者は全員が再登校しており、再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

学生時代には不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

-中学生の不登校

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