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対応で決まる!行き渋り解決&不登校を予防する方法【カギは共感】

2021年11月1日

読了予測時間 : 約 6 分 17 秒

 

  • 行き渋りに、どう対応していいのかわからない
  • 現在はどうにか通えているが、いずれ不登校になりそう
  • 行き渋りを解消して、不登校にならない方法を知りたい

 

このような疑問や不安に応えています。

【3週間で不登校解決プログラム】を展開する小川涼太郎さん監修のもと、お話しする内容は次のとおり。

 

 

わかること

  • 行き渋りは子どもからのSOS
  • 行き渋りを起こす子どもの心情
  • もしも行き渋りを見逃したら?
  • 行き渋りを見逃さないポイント
  • 実際に行き渋りが起きたときに使える対応

 

 

あなたがお子さんの行き渋りに対し、どのような対応をとるかにより、自分から学校に行くようになるか不登校になるかが決まります。
「学校に行きたくない」は、子どもなりの「ツラい思いをしているの!わかって!」というSOSです。

 

この記事では、行き渋りを起こしている子どもの心理状態行き渋りに気づくポイントを解説。
さらに「学校に行きたくない」「休みたい」と言われた場合の対応方法もわかります。

 

 

1. 行き渋りは不登校の1歩手前!対応が今後を左右する

対応で決まる!行き渋り解決&不登校を予防する方法【カギは共感】

 

行き渋りは完全に学校に通えなくなる、不登校の1歩手前です。
平成30年(2018年)に日本財団が中学生6,500人に実施した「不登校傾向にある子どもの実態調査」
この調査では学校に通っている子どもにも、次の傾向がある事実が判明しました。

 

 

  • 教室外登校:校門や保健室には行くが、教室に入らない
  • 部分登校:授業参加時間が少ない
  • 仮面登校A:教室で過ごすが、みんなとは違うことをしがちで授業参加時間が少ない
  • 仮面登校B:教室でみんなと同じことをするが、心の中では「学校がツラい」と感じている

出典:日本財団 不登校傾向にある子どもの実態調査2018/12/12メディア向け説明会 をもとに作成
https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2019/01/new_inf_201811212_01.pdf(参照2021-10-22)

 

一覧に“行き渋り”の言葉はありません。
ですが「学校に行きたくない」「学校がイヤ」と感じている以上、学校に行きたがらない行き渋り”があらわれるのは当然でしょう。

また、文部科学省が平成26年度(2014年)に行った「不登校に関する実態調査」では、行き渋りから不登校になる間には“潜在期間”があると推測しています。

 

 

学校を休み始めた時期と長期化した時期との間にタイムラグが生じていることから、一定の「潜在期間」を経て不登校になることが推測される。

出典:文部科学省 「不登校に関する実態調査」 ~平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書~(概要版)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1349956.htm(参照2021-10-22)

 

 

潜在期間に見られる行き渋りに気づき、適切な対応ができるかどうかによって、自分から学校に行きたくなるのか不登校になるのかが決まるのです。

 

 

2. 行き渋りの子どもの心:2つの気持ちが衝突

行き渋りの子どもの心:2つの気持ちが衝突

 

行き渋りの子どもの心理状態は、オーバーヒートの1歩手前。
子どもの心の中では、次の2つの気持ちがぶつかり合っています。

 

  • 学校に行きたくない
  • 学校に行かなきゃいけない

 

「行きたくない」子どもの正直な気持ち。
「行かなきゃいけない」「こうでなければならない」という義務感です。

行き渋る子は「行きたくないけど、学校だからいかなきゃいけない」と、自分の気持ちにふたをして義務感を優先しています。

 

 

3. もしも行き渋りを見逃して対応できなかったら?

もしも行き渋りを見逃して対応できなかったら?

 

もしも、子どもの行き渋りを見逃した場合、次の2つが生じる恐れがあります。

 

  • 不登校
  • 親子関係がこじれる

 

イヤな思いをする場所に通うため、不登校になるのは想像がつくかと思います。
しかし、親子関係のこじれは、意外だと感じられたのではないでしょうか?

 

行き渋りは「学校に行きたくない」と伝えているだけではありません。
あなたに対して「こんなにツラい思いをしていることに気づいて!」という、SOSでもあります。

行き渋りを見逃したり登校を勧めることは、子どもからすれば「自分の気持ちを無視された」のと同じです。

 

「SOSが届かなかった」となれば、ギリギリ残っていたエネルギーが切れ、不登校に。
そして「気づいてもらえなかった」「わかってもらえなかった」思いは、親への不信感となるのです。

 

 

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4. 対応の前にチェック!行き渋りを見逃さない2つのポイント

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休日の夜や平日の朝に「学校に行きたくない」と言うだけが、行き渋りではありません。
何気ない言動のなかにこそ、子どもなりのSOSは隠れています。

行き渋りを見逃さないため、意識してほしいポイントは次の2つ。

 

  • 抽象的:親としての“勘”を信じる
  • 具体的:様子や言動に変化がないか、以前と比較する

 

親としての直感と、実際に目に見える生活態度の2つからチェックすると、バランスがとれます。

 

 

4-1. 抽象的:親としての“勘”を信じる

 

もし、子どもの様子に違和感を覚えるのであれば、その感覚は信じてください。

親は自然と子どもを気にかけており、小さな変化にも敏感です。
とくに、この記事を読んでお子さんの行き渋りと向き合おうとしている、あなたのような方はなおさら。

 

  • 元気がないように感じる
  • 確証はないけれど、何か様子がおかしい

 

「普段とは何かが違う」と感じるのは、お子さんからのSOSをキャッチしている証拠です。

 

 

4-2. 具体的:様子や言動に変化がないか、以前と比較する

 

「なんとなく、いつもと違う」と思っても、違和感を言葉にするのは難しいですよね。

子どもの生活の様子に次の変化がないか、ふり返ってみましょう。

 

身体に関する変化

  • 夜や朝に体調不良(頭痛・腹痛・だるさ)を訴える
  • 朝、起きられない
  • 夜、寝付けない
  • 食事の量が極端に変わった

 

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言動に関する変化

  • 趣味や好きだったことをしなくなった
  • ネガティブや後ろ向きな発言が増えた
  • 学校に関係する話題を避ける
  • 遅刻ギリギリまで登校準備に時間をかける

 

\ ネガティブなことを言われたとき、どう対応しますか? /

身体面では不健康になっていないか、言動はネガティブで消極的になっていないかを気にかけると、行き渋りにいち早く気づけます。

 

 

5. 行き渋りが出た!対応のコツは“共感”

 

実際に行き渋りが出て、子どもから次のように言われたら、どう対応すればいいのか気になりますよね。

 

  • 「学校に行きたくない」
  • 「学校、休みたい」

 

どちらも「学校がイヤ」の思いが隠れています。
対応するときは「行きたくない」「休みたい」の言葉の裏にある「学校がイヤ」「ツラい」に気づき、共感してあげてください。

 

子どもの気持ちに共感することは、子どもの“ありのまま”を受け入れること。

 

子どもの方は共感されることで「学校がイヤ」「休みたい」と思うことへの罪悪感が小さくなります。
「学校には行かなきゃいけない」義務感が軽くなるため、気持ちにゆとりもできます。

 

子どもの感情に共感することは心をほぐすため、行き渋りを解消すると同時に、不登校の予防にもなるのです。

 

 

5-1. 「学校に行きたくない」への対応:ツラさを知る

 

「学校、行きたくない」は、できるなら聞きたくない言葉ですよね。
ですが、行き渋りがでたときこそ、お子さんとの向き合いどきです。

 

まず、あなたがするのは、お子さんの「学校に行きたくない」気持ちに寄り添うこと。

 

子どもにとって親とは、1番の理解者であってほしいもの。
「学校に行きたくない」と言ったり、体調不良のアピール行動の裏には、あなたへのSOSが隠れています。

 

もしも、お子さんから「学校に行きたくない」と言われたら、次のように答えてみてください。

 

「学校に行きたくないんだね」

 

あなたが「学校に行きたくないんだね」と返すのは、お子さんに対して「あなたの気持ちは理解したよ」と伝えることと同じです。
共感することで、子どもは「自分の気持ちをわかってもらえた」と安心できます。

 

 

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5-2. 「学校、休みたい」への対応:可能なら休む

 

「休みたい」の場合は、言葉の裏に「学校に行きたくない」の気持ちが隠れている点に注意が必要です。

「行きたくない」と違って自分の気持ちを打ち明けていませんが、あなたへのSOSである点は同じ。
「今、こんなにイヤな思いをしているの!お願いだからわかってよ!」と、遠回しに伝えているのです。

 

「今日は学校、休みたい」と言われたら、まずは共感の言葉をかけてみてください。

 

休みたいんだね

学校に行きたくないんだね

 

そして、可能であれば、その日は休むことをおすすめします。
共感の言葉を伝えたあと、さらに子どもの気持ちを優先した行動をとることで、子ども自身が「自分のツラさを理解してくれる人がいる」と安心するのです。

 

子どもの心情や親子関係にもよりますが、たった1日休むだけで、翌日から登校できるケースも。
それだけ、子どもの気持ちに共感して寄り添うことには、大きな意味があるのです。

 

 

6. まとめ

まとめ

 

行き渋りは、不登校の1歩手前。
不登校までの猶予期間であるため、行き渋りの間に適切な対応をとる必要があります。

 

行き渋りの子どもの心は、オーバーヒート直前。
「学校に行きたくない」正直な気持ちが、「行かなきゃいけない」義務感に飲み込まれているため、強いストレスを抱えています。

 

もしも、行き渋りを見逃すと、不登校と同時に親子関係にヒビが入る恐れがあります。
行き渋りは子どもからのSOSであるため、気づかなかったり誤った対応をすると子どもからの信頼を失うことに。

 

行き渋りを見逃さないためのポイントは次の2つ。

  • 抽象的:親としての“勘”を信じる
  • 具体的:様子や言動に変化がないか、以前と比較する

ご自身の感覚と、目の前の子どもの様子を照らし合わせましょう。

 

行き渋りが出たときの対応には、“共感”が必須です。

子どもの「行きたくない」「休みたい」に対し、共感する言葉を返してみましょう。

 

「行きたくないんだね」

「休みたいんだね」

 

子どもは「気持ちをわかってもらえた」と安堵します。
抱えていた義務感が小さくなるため、行き渋りは解消し、不登校の予防にもなります。

 

 

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youtubeリンク:不登校を解決する!魔法の声掛け

※YouTubeサイトへ移動します

 

 

7. 追伸:行き渋りや対応のやり方への不安を1人で抱えないで

ご相談お待ちしています

 

行き渋りだと「まだ、不登校ではないから」と、相談をためらいますよね。

ですが、行き渋りは不登校の直前です。
今のうちに、どれだけ適切な対応ができるかにより、学校復帰できるかが決まります。

 

これからあなたは「子どものために」と頑張ろうとするでしょう。
しかし、場合によっては、頑張りが空回りしてしまう恐れも。

 

とくに、あなたがお子さんの行き渋りに対し、1人で向き合うほど空回りは起こります
1人で向き合うのは、強い不安が付きまとうでしょう。
実は、あなたが感じている不安感情は、お子さんに筒抜けです。
あなたが子どもに対し不安や心配に思うほど、お子さんも同じ感情を受け取ってしまいます。

 

お子さんの行き渋りに1人で対応する前に、1度は相談を検討してみてください。
悩みや不安を吐き出して気持ちが軽くなった経験が、過去にあるはずです。

 

私たちは、あなたと同じように行き渋りや不登校に悩む親御さんと関わっています。
行き渋りの悩みや心配事など、遠慮なくご相談ください。

毎週水曜日・土曜日には無料の不登校解決セミナーも開催しています。
無料セミナーでも相談を受け付けていますので、お気軽に参加してくださいね。

 

 

不登校を3週間で解決する方法

 

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

逸(いち)高等学院 代表
株式会社SSiM 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年200名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

受講者は全員が再登校しており、再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

学生時代には不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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