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不登校を解決するには

不登校は「甘え」ではなく「甘え」である。でも「甘やかし」はNG

読了予測時間 : 約 4 分 40 秒

お悩みポイント

  • 子どもが不登校になったが、理由が分からない
  • 親のしつけが足りないのだろうか?
  • 学校に無理やり行かせていいのだろうか?

このようなお悩みをお持ちではありませんか?

この記事では、不登校のお子さんの「甘え」の心理について解説しながら、お子さんがまた学校に行くために必要なことについても説明します。

最後まで読むことで、

  • 不登校は「甘え」なのか?
  • 親としてあるべき態度はどういったものか?
  • 子どもが自分から再登校できるようになるとどんなメリットがあるか?

が分かります。

 

1. 不登校は「甘え」ではない

不登校は甘えではない

まず、不登校は甘えなのか?甘えではないのか?という問題についてはっきりさせましょう。

結論から言えば、不登校は甘えではありません。

ただし、この結論だけを鵜呑みにせず、これから解説することをしっかり読んでください。

 

不登校が甘えではない、という結論の補足として、

  • お子さんは「学校に行かなければならない」ことは分かっているということ
  • 学校を欠席するのは、気軽な気持ちからではなく、今の生活の何かに限界を感じているということ

この2点が挙げられます。

まず、これらについて詳しく解説していきます。

 

1-1. 多くのお子さんは「学校に行かなければならない」ことを分かっている

不登校のお子さんは、ただ甘えているのではないか?

そう思う親御さんは、お子さんが気軽な気持ちで学校を休んでいると考えていませんか。

しかし、多くのお子さんは「学校に行かなくてはならない」ことをきちんと理解しています。

 

考えてみてほしいのですが、たとえば会社に勤めているとして、会社に行きたくないからといって気軽に休めるでしょうか?

大人は休んだら後になって自分が困ることを理解しているため、できることなら会社に行こうとしますよね。

お子さんもそれと同じです。いえ、もしかすると、お子さんにとっての「学校」は、大人にとっての「会社」よりも絶対的な存在かもしれません。

社会人になってからは、仕事が嫌なら転職するという選択肢もありますが、お子さんにとっては学校は決して辞めることのできない、卒業するまで通い続けなければいけない場所です。

 

ですので、「学校にいかなくてはならない」と一番理解しているのは、お子さんなのです。

そんなお子さんが学校を休んでいるということは、それなりの原因があるのだと考えることが必要です。

つまり、一見元気そうに見えるお子さんでも、ちょっと学校がめんどくさいくらいで「甘えて」欠席しているわけではないのです。

 

1-2. 学校を欠席するのはストレスが限界まで溜まったとき

お子さんが学校を欠席するのは、見えないストレスが限界まで溜まってしまった状態だと考えられます。

本人が元気そうに見えても、本人もそれがストレスだと気付いていないこともあります。

しかし、毎日安定して学校に通える状態と、欠席が続いてしまう状態の間には、明らかに何らかの境界線があります。

ストレスがその境界線を越えてしまったために、お子さんは学校に行けなくなってしまっているのです。

 

2. 不登校は子供から親への「甘え」である

不登校は子から親への甘え

さて、不登校は「甘え」ではない、と最初に述べましたが、もう一つの結論として、不登校は「甘え」である、と筆者は考えています。

「甘え」ではないけど「甘え」とは一体どういうことでしょう。実は、この2つの「甘え」が意味するところは違っています。

 

最初に説明した1つ目の「甘え」は、「だらけてしまう」「怠惰」「気のゆるみ」などの状態を指しています。そして、不登校はこの「甘え」が原因ではありません。

 

筆者が伝えたいもう1つの甘えは、子から親に対する「甘え」です。こちらの「甘え」は、決して悪い意味ではありません。

そしてこちらの「甘え」こそが不登校の原因の本質的なものであると、逸高等学院では考えています。

 

2-1. 学校よりも家が安全だから学校を欠席する

お子さんがなぜ学校を欠席してしまうのか考えてみましょう。

結論を言ってしまえば、「学校よりも家が安全だから家に逃げて自分の身を守っている」のです。

お子さんは学校よりも家庭が安心できる場所であることを理解しています。

もし家庭が安心できる場所でなければ、お子さんは家出してしまったり、夜遅くまで家に帰ってこなかったりするでしょう。そういったシーンをドラマなどで見たことがありませんか?

お子さんにとっては、自分が育ち、家族がいる場所はやはり特別です。そして、お子さんが家以外の場所で活躍するためには、家庭でしっかり元気をチャージできることが重要です。

 

2-2. お子さんが求めているのは親御さんの愛情

学校に行けないお子さんは、親御さんの愛情を求めています。お子さんは、親の愛情が欲しくて甘えているのです。

実は、落ち込んでいる状態の人間を強くし、復帰に向かわせることができるのは、本人の意志だけではなく周りの「ソーシャルサポート」が非常に重要であることが知られています。

この知見は実際にカウンセリングの現場でも使われており、精神的に弱ってしまっている患者さんを助けるときには、患者さんに直にアプローチするだけではなく、患者さんのご家族にサポートをお願いしたり、ご家族の患者さんへの接し方を変えてもらったりすることがあります。

この理論は不登校にも当てはまり、お子さんが学校に行けない時でも、ご家族がしっかりサポートすることでお子さんの気力が回復し、学校に行こうと思えるようになった事例が多数報告されています。

 

3. 「甘え」ている子供を「甘やかす」な

甘やかしはNG

さて、ここまでで

  • 子どもは怠けたくて不登校になっているわけではない(「甘え」ではない)
  • だが、子どもは親に守ってもらおうとしている(親に「甘え」ている)

この2つのことが分かりました。

では、子どもが親に甘えていて、愛情を求めているとするなら、親は子供を甘やかしまくればいいのでしょうか

残念ながら、それは違います。

 

3-1. 好き放題させることが愛情ではない

不登校の現場では、この「子供に愛情を注ぐ」方向性を間違えてしまい、子どもを「甘やかして」しまっている親御さんが多いです。

実際に、ネットで不登校の解決方法について検索しても、「お子さんは疲れてしまっているのでまずは優しくしてあげましょう」とか「親御さんはお子さんを無理に学校に行かせないようにしましょう」などの情報が数多く出てきます。

この情報自体は間違っていないのですが、この理論を拡大解釈してしまい、「とにかく子どもの言うことをすべて聞いて、子どものストレスをすべて取り去ろう」と考える親御さんがいます。たとえば、家のことを何から何までやってあげたり、欲しいものを何でも買ってあげたり、といったことです。

 

しかし、お子さんに好き放題させることは本当に愛情なのでしょうか?

お子さんのしたいがままに何でもさせてしまうと、次第にお子さんは親に対して尊敬の感情を抱かなくなってしまいます。

そして、親を尊敬できないと、お子さんは「親の言うことを聞く必要はない」と判断してしまい、最終的には自分勝手に振舞い、逆に学校に行かなくなってしまいます。

お子さんを大切にし、愛情を注ぐことは非常に重要なのですが、それと「甘やかし」を混ぜこぜにしないように注意してください。

 

3-2. 何かを主体的に取り組む力はその後の人生でも役立つ

お子さんを甘やかさず、親として生き方の手本を見せるようにすることで、お子さんは何も考えずに親に従うことや、親に反抗することをやめて、主体的に考えられるようになります。

その結果、お子さんは主体的に物事を考えて、自分の意志で学校に行こうと考えるようになります。自分の意志で動くことは、強制されて無理やり学校に行くこととは全く違います

 

何かを主体的に考えて実行に移す」力は、実は育むことが中々難しいので、大人になっても親の顔色をうかがわないと何も決められないような人もいますよね。

しかし、子どものうちに主体的に生きることができるようになれば、その力はその子の人生を通して支えになってくれます

不登校のお子さんのサポートは大変かもしれませんが、これを機にお子さんが主体的に「学校に行かなきゃいけない」と思えるようにするため、親御さんも頑張り時なのかもしれません。

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3-3. 親御さんも今一度考え方をアップデートして

さて、お子さんを登校に導くためには、親御さんもお子さんに対する思い込みを払拭する必要があります。

もしお子さんが「ただ甘えてなんとなく学校に行かないのでは」と疑っているのであれば、改めてお子さんが学校に行けない理由を考えてみてください。

分かりやすい理由が見つからなくても、多くの場合は家族の継続的なサポートによって再登校できます。「甘えだから」と突き放すのは、お子さんの心のよりどころを失くすことになり、NGです。

 

また、ただお子さんを「甘やかせばいい」と考えている親御さんも、改めてお子さんに対する自分の態度を振り返ってみてください。

親子の主従関係が逆転してしまっているようなことはないでしょうか?

不登校の解決のためには、お子さんだけでなく親御さんも変わる必要があります

 

逸高等学院では、親御さんのアプローチによって3週間でお子さんの不登校を解決するプログラムを提供しており、たくさんのお子さんが無事に再登校できています。

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4. まとめ

お子さんに正しい態度をとりましょう

不登校は果たして甘えか?という疑問について書いてきました。まとめると、次のようになります。

結局、不登校は甘えなのか?

  • 不登校は「甘え」ではない
    お子さんは現状に甘んじて学校になんとなく行かないわけではない
  • 不登校になるのは、子どもが親に「甘え」たいから
    不登校は、家庭の外の世界でお子さんがストレスを感じて疲れてしまったことで、親御さんの愛情を欲している状態
  • ただし「甘やかす」のはNG
    甘えたいお子さんに愛情を注ぐのはとても良いことだが、好き放題させて「甘やかす」のはNG

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

逸(いち)高等学院 代表
株式会社SSiM 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年200名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

受講者は全員が再登校しており、再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

学生時代には不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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