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疑問&お悩み
- 子どもの不登校を解決したくて、できることを探している
- 何かサポートしてあげたいけど、サポートって一体何をすればいいの?
- 私だけで子どもを支えきれるかどうか…
この記事は、子どもの不登校を解決したいと思うものの「何をしたらいいのか、わからない」「サポートで不登校が解決するのか不安」と感じている方に向けて書いています。
突然ですが、この文章を書いている私も、あなたのお子さんと同じ不登校でした。この記事には、そんな私だからお伝えできる不登校の子どもに必要なサポートを逸(いち)高等学院の代表であり、「3週間で不登校解決プログラム」を展開している小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)さんの監修のもと紹介していきます。具体的な内容は次のとおりです。
わかること
- 不登校の子どもに対して、親は何をすればいいのか
- もっとも効果的なことは何か
- 小中高の教育課程、勉強や体調に生活の視点から見たサポート
記事を読み終える頃、あなたは子どもにとってよき理解者であり、不登校解決のサポーターに近づいていることでしょう。
目次
1. そもそも不登校のサポートって何をすればいいの?
ずばり結論からお話しすると、親御さんができることは大きく分けて次の2つです。
- 親御さんもサポートを受ける
- 子どもを取り巻く環境を整える
「親もサポートを受けるって、どういうこと?」と疑問が浮かんだかもしれませんね。さっそく見ていきましょう。
1-1. 親御さんもサポートを受ける必要があるワケ
「不登校の子どもをサポートする“あなた”を、支えてくれる人はいますか?」
この問いに対する答えが、あなたを支えるサポーターが必要な理由です。
あなたがこの文章を読んでいるのは、子どもが学校に通えていない現状を変えたいからですよね。きっと、今までに色々と調べて試してきたでしょう。この記事の内容にもトライしてくれると思っています。
ただ現実は、あなたが思うようにスムーズにことが運ぶかどうかは、正直わかりません。
「そんなこと、わかっている」経験から頭では理解していても、心は辛いはずです。この見えない辛さはずっと続きます。あなたが1人で子どもの不登校を解決しようとしている限り。
まずは、あなたが現状を相談してサポートを受けてみてください。悩みを理解し、支えてくれるサポーターがいることがわかったら、今度はあなたの番です。
子どもが不登校から抜け出せるよう、あなたがサポーターになるのです。
\ はじめは私たちがあなたをサポートします! /
1-2. 環境を整えてあげるとは?
さて、サポートを受けているあなたが行うことは、子どもを取り巻く環境を整えること。ひとくちに環境と言っても、とくにキーポイントなのは家庭環境です。
「不登校は学校のことなのに、どうして家が関係するの?」
この疑問への答えは、次の2つにまとめられます。
- 家庭環境が整わない限り「身も心も休まらない」
- 子どもを取り巻く環境は「心の機能の発達」を左右する
1-2-1. 家庭環境が整わない限り「身も心も休まらない」
不登校の子どもは、心に強いストレスを負っています。何もこのストレスは、すべてが他者から受けたものとは限りません。
「ちゃんと学校に行かないと行けないのに…」「不登校なんて…」
こうした自分で自分を責める気持ちもストレスとなり、心を傷つけます。
子どもがストレスや傷を癒し、現実から逃げずに進むには支援者が必要です。支援者とは、“ちゃんとできていない”自分だとしても受け入れてくれる人。“あるがままを受け入れてくれるサポーター”です。
まず、あなたが「今は不登校だけど、きっと克服できる」「不登校の経験はバネにできる」と意識を変えるだけでも、今後が変わってきますよ。
家庭環境さえ整っていれば、不登校による自責の念はやわらぎます。そうすると、今を受け入れて前に進めるようになるのです。
1-2-2. 子どもを取り巻く環境は「心の機能の発達」を左右する
上記では、家庭環境を整えるとストレスの回復が早まるとお話ししました。実は、環境というのは心の回復だけではなく、心の機能の発達にも関係します。心の機能とは、物事の感じ方や捉え方など。一部を簡単にまとめたものは次のとおりです。
心の機能がプラス
- ネガティブな経験からも学び、前に進むためのパワーに変える
- 小さなことをコツコツと粘り強く続ける
- 逆境の中にいても「乗り越える力がある」と希望を持てる
これらの要素に“不登校”を結びつけてみてください。ピンとこない場合は、反対を考えてみましょう。
心の機能がマイナス
- ネガティブな経験を掘り起こしては、言い訳に利用してしまう
- 小さなことを続けられないため、一発逆転を狙う
- 「いいことなんてない。この苦しさはずっと続く」と思っている
不登校になると、どうしても親御さんも子どもも心の機能がマイナスになりがちです。ただ、こうした感情を抱くことは悪いことではありません。大事なのは、ネガティブな感情に飲み込まれたまま引きずらないこと。あなたが不登校に対して落ち込んだままだと、子どもも同じような思考に陥ります。ネガティブな感情は伝染しやすいのです。
それに、子どもを支えるはずのサポーターがあまりにも悲観的すぎるのは、ちょっと困りものだと思いませんか。
不安は抱えたままでいいのです。無理に消そうとすると、かえって存在感が増してしまいます。はじめは慣れないかもしれませんが、「この子の不登校経験から、何がわかるだろう」「一緒に不登校を乗り越えるには…」と想像してみてください。
あなたが少しでも前向きになることで、子どももまた、前を向けるようになりますよ。
2. 不登校のサポートのキーポイントは【子育て】
これまで、子どもの周りの環境が大事だとお話ししました。子どもを不登校から早く脱出させるためのカギになるのは、家庭環境でしたね。家庭環境の中でさらに注目するべきポイントは、親と子どもの関係です。親子の結びつきが強いほど子どもは安心感を得られるため、不登校という逆境を乗り越えられます。
では、現状までの親子関係を築いてきたもの、もっと強い結びつきを得るためにできることは何でしょうか?
それは、子育てです。
こうした機会だからこそ、これまでの子育てを見直してアップデートすることで、子どものサポートに適した環境を整えると同時に、親子の結びつきをより強固にできます。
子どものサポーターである、あなたに注目してほしい子育てのポイントは、次の3つです。
- これまでの親子関係の在り方を見直す
- 子どもへの効果的な接し方を学ぶ
- 日々の生活の中で育て直しを実践する
2-1. これまでの親子関係の在り方を見直す
親子関係の在り方を見直すとは、これまでの子育てを振り返ることに直結します。家庭環境が子どもにとって本当に安心できる場所か、親子の結びつきは十分なのかをチェックできるのです。
一例ですが、「人生における苦難は自力で乗り越えてほしい」という方針で子育てしていたとしましょう。子どもが不登校になり心配するものの、スタンスは変わりません。「年齢が上がれば、そのうち自分でどうにかするだろう」と待ちの姿勢です。
さて、子どもにとって、この対応は適切でしょうか? たしかに、自分の力で乗り越えることは大切です。しかし、これまでも成り行きに任せることが多かった場合、子どもは助けを得るためのSOSの出し方を知らないまま大人になる可能性もあります。親の前ですら、完璧な存在であろうとするのです。
不登校になるまでと今日までの親子関係を思い起こすと、「もしかして…」と思う部分があるかもしれません。反省する点があっても大丈夫です。これから補っていけばいいのです。
親子関係や子育てを見直すのは一筋縄ではいかないことだと思います。けれども振り返ることで、親と子の繋がりをもっと強いものにするためにヒントを得られるのです。
\ ココから親子関係の繋がりをチェック! /
2-2. 子どもへの効果的な接し方を学ぶ
親子関係の在り方を見直したら、次は子どもへの接し方をアップデートしましょう。
子どものサポーターであるあなたに、今日から意識してほしいポイントは2つです。
- 無条件の愛で接すること
- 甘い対応はしないこと
2-2-1. 無条件の愛で接すること
無条件の愛と聞くと、少し想像しにくいかもしれません。先に無条件の愛とは真逆の条件付きの愛を見てみましょう。
例えば…
- 「いい大学に行ってほしいから、塾には絶対に通わせる」
- 「テストでいい点数だったらほめる」
- 「〇〇ができないなんて、ありえない!」
親として、ついやりがちな接し方です。ですが、条件付きの愛を受けた子どもはどうなるでしょうか?
「◯◯しないと認めてもらえない」「◯◯ができない自分には、価値がない」と自分に刷り込んでしまいます。
不登校に対しても同じです。あなたが子どもが学校に通えないことを気にしていると、子どもは「学校に行けない自分はダメなやつなんだ」と思い込みます。
あなたが、不登校の子どものサポーターとしてできること。
それは、子どもに対して無条件の愛情を持つことです。
“あるがままの子どもを受け入れて信じること”が、子どもを変えるきっかけに繋がっていきます。
2-2-2. 甘い対応はしないこと
子育てにおいて無条件の愛は必要ですが、甘い対応とは別物です。
子どもとの接し方で、次の点がおざなりになっていませんか?
- お互いにあいさつをせず、口を聞かない
- 生活習慣が乱れているが、本人の責任だから放っておいている
- 子どもからの「〇〇を買ってくれたら学校に行く」を信じて買い与えている
残念ながらこれらは、子どもに対して甘い対応と言えるでしょう。なぜなら、人としての礼儀や習慣を野放しにしており、子どもからいいように扱われているためです。
“親”という存在は、子どもを無条件で愛しながらも、社会生活のイロハを教える存在です。きょうだいや友だちとは別の立ち位置からのコミュニケーションが求められます。親として、締めるべきところはビシッと締めましょう。
2-3. 日々の生活の中で育て直しを実践する
子どもへの効果的な接し方のポイントは次の2つでした。
- 無条件の愛で接すること
- 甘い対応はしないこと
これらは、知っただけでは何の効果もありません。効果がほしいなら実践すること。ただし、最初からスムーズに進むとは限りません。それでもトライアンドエラーを繰り返してみてください。
例えば、朝のあいさつが無くなっていたなら、朝の声かけからトライしてみませんか? 久しぶりならドキドキするかもしれませんね。ドア越しからで大丈夫です。
こうした1日ごとの小さな積み重ねや毎日の繰り返しは習慣になります。親子関係や家庭環境の築き直しにも繋がり、今後を大きく変える可能性を秘めているのです。
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3. 【小・中・高】ごとの不登校サポートのコツ
この章では、子どもの成長に合わせたサポートのコツをお話ししていきます。
3-1. 小学生の子どもの不登校サポート
小学校の低学年の場合は親御さん(とくに母親)と離れることに対して、強い不安感を抱いている場合があります。この強い不安が要因で学校に行けなくなることは、珍しくありません。
それまで小さな人間関係の中で過ごした子どもにとって、小学校は未知の世界。何も気にならない子もいれば、楽しさよりも不安が勝る子もいるのです。多くの場合は学年が上がるにつれて、学校生活に適応できるようになります。
子どもの不安を小さくするために必要とされるのは、あなたと子どもの愛着(アタッチメント)です。
愛着(アタッチメント)とは、特定の他者との間でしっかり結ばれた絆のこと。情緒的な絆とも呼ばれています。子どもは親との愛着(アタッチメント)が強いほど心の中に安定した安全基地を築けるため、対人関係を外へと簡単に広げられるのです。
「私とこの子の愛着(アタッチメント)が弱いのは、私のせいなの?」と思っても、あまり気にする必要はありません。
むしろ、気づいた段階から無条件の愛情のコミュニケーションを増やし、母子間の愛着(アタッチメント)を強くすることを意識しましょう。
家庭での育て直しを実践しつつ、家族のほかにも気にかけてくれる人がいることを教えるなど、外での居場所づくりをサポートすると不登校の克服に繋がりますよ。
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3-2. 中学生の子どもの不登校サポート
中学生は思春期にあたり、身体と心に大きな変化があらわれる時期です。不安定で不確かな状態であるため、不登校であろうとなかろうと子どもへのサポートは必須と言えます。
ただ、ご存知のとおり反抗期でもあるため、こちらが手をつくしても反応がないことも…。親御さんもジレンマを感じやすく、なかなか骨の折れる期間です。
サポーターとして大切なことは、繋がりを維持すること。
「私たちは、あなたのことを気にかけているよ」という繋がりを絶やさないようにしてください。
思春期でグラついていることに加え、不登校のストレスもあるため、心が脆くなっています。繋がりがなくなると、子どもは「やっぱり不登校になったから、自分は見捨てられたのではないか?」と自分の存在を疑ってしまいます。
時期的には、成績や進路が気になるかもしれません。が、まずは親子一緒に不登校を乗り切ることが先決です。手始めに環境を整えることを意識してみてください。子どもが「自分は独りじゃないんだ。気にかけてくれる人がちゃんといるんだ」と、少しでも希望を持てるようになると不登校解決に近づきますよ。
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3-3. 高校生の子どもの不登校サポート
高校生は思春期の終盤で、ちょうど子どもと大人の境界に立っています。自立に向けてのサポートも必要ですが、ここでもまずは不登校からの脱却を目指しましょう。
高校生で不登校になった場合、大きく分けると以下2つのパターンが考えられます。
- 高校ではじめて不登校になった
- 小学生もしくは中学生の頃も不登校だった
前者は、高校生ではじめて不登校という挫折に直面したパターン。後者は、一時は不登校が治ったように見えて、本当は不登校の挫折から抜け出せていないパターンです。
どちらにも共通しているのは、不登校が挫折になっていること。忘れないでほしいのが、不登校は捉え方次第で成長のためのバネにできることです。
そして「今さら不登校解決なんて…」と諦めないでください。あなたが今のうちから効果的なサポートをすれば、間に合う可能性は十分にあります。もちろん、高校に留年や退学があるのは事実です。けれども子どもの将来を考えたら“遅すぎる”ことはないかと思います。
「あのときの不登校経験があったから、今の自分があるんだ」
ここできちんと不登校を克服できれば、子どもがこうした思いを持つことだってできるのです。
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4. 不登校期間中の勉強・体調・生活のサポートはどうする?
前の章では、小学生・中学生・高校生ごとのサポートについて説明しました。この章では、勉強・体調・生活の視点から見たサポートについて簡単に紹介します。日常的に取り入れやすい部分でもあるので、ここから手をつけてもいいでしょう。
4-1. 勉強面のサポート
学習のフォローは、しておいて損をすることはありません。とくに、勉強がイヤではないタイプなら、興味のある事柄に対して広く深く学べるチャンスでもあります。
反対に、授業が理解できず「わからない」が要因で不登校になったり、学ぶことそのものがイヤになっているのであれば、外部に頼ることを検討してみください。
- 教育支援センター(適応指導教室)
- フリースクール
- 塾
- 家庭教師
- 通信教材
- サポート校(通信制高校に通う高校生向け)
可能なら、学校の授業に追いつかせようとするのではなく、単元や学年を遡って勉強できる環境がおすすめです。確実に理解できるところから取り組めるため「わかった!」という感覚が取り戻しやすく、勉強への苦手意識も薄れていきます。
通信教材など自ら勉強をする必要があるタイプを選ぶなら、この機会に親御さんも何か勉強をはじめてみませんか。お互いに勉強する姿を見せ合うことになるため、机に向かう習慣づくりの一助にもなりますよ。
また、通信制高校に通う高校生であればサポート校がおすすめです。
課題のサポートが受けられるのはもちろんですが、似た境遇の人とも出会えるため通いやすく、友だちに恵まれる環境が整っています。
\ サポート校についてはコチラへ! /
4-2. 体調面のサポート
身体と心は繋がっているため、不登校によるストレスが長引けば何かしら影響が出てきます。体調不良を訴えるのであれば、一度かかりつけ医に診てもらうようにしましょう。
心療内科・メンタルクリニックではカウンセリングを勧められることがあります。カウンセリングは、カウンセラーとの会話を通して自分の感情やストレスとの向き合い方、考え方の歪みについて知るきっかけになることも。また、外へ出かけて第三者と会うため、身なりを整えたり生活リズムを正すことにも繋がります。
4-3. 生活全般のサポート
不登校の解決にあたり、規則正しい生活を送ることはハードルが高いものの必要不可欠です。家にいる期間が長いと生活からメリハリが失われ、引きこもりへと悪化します。とくに、スマホやゲーム、PCを好き勝手に使える状況であればなおのこと。早いうちから手を打ちましょう。
あなたの手によるサポートに加え、可能なら家族以外の人と接する機会をつくっておくと生活リズムは狂いにくくなりますし、気にかけてくれる人との繋がりも維持できます。
- 教育支援センター(適応指導教室)
- フリースクール
- 習い事など
- 逸高等学院などのサポート校(通信制高校に通う高校生向け)
5. まとめ
あなたが不登校の子どもに対してサポートすることは、次の2つです。
- 親御さんもサポートを受ける
- 子どもを取り巻く環境を整えてあげる
あなたが支援を受けると感情が安定しやすくなります。すると、子どもの言動や状況にも落ち着いて対処できるようになるため、サポーターとして子どもをしっかり支えられます。
合わせて、子どもを取り巻く環境を整えましょう。不登校によるストレスを和らげつつ、逆境を抜け出せるようにサポートするためには欠かせません。
実際に子どもをサポートをするときは、これまでとこれからの【子育て】がキーポイント
- これまでの親子関係の在り方を見直す
- 子どもへの効果的な接し方を学ぶ
- 日々の生活の中で育て直しを実践する
子どもが何歳であれ、子どもに対して無条件の愛を持つことが育て直しのカギです。「あなたのことを気にかけているよ」という姿勢でコミュニケーションを取り、時と場合によっては「あなたと本気で向き合っているの!」と毅然とした態度も見せましょう。
あなたが子どものサポーターとして、子育てをアップデートさせると変化があらわれます。過程環境や親子関係の在り方、子どもの成長…。こうした変化と成長の過程を通して、子どもは不登校から抜け出す力を身につけられるのです。
6. 追伸:不登校の子どもをサポートできるか相談してみませんか?
不登校の子どもにサポートが必要なのはわかった。
だけど…「本当に、私にもできるの?」
こうした不安や疑問が残っているかもしれません。それは、ここまで読んでくれたあなたが子どもの不登校を解決したいと本気で思っているからだと思っています。
本気であるがために、確実に不登校から抜け出せる方法を探しているのではないのでしょうか。
「子どもの不登校はどうにかしたい。だけど、サポートすることが本当に正しいのか、正直なところ疑問もある」
葛藤があって当然です。
迷いや不安を小さくしたいのであれば、まずはあなたとお子さんの状況を相談してみませんか?私たちが取り組んでいる不登校解決プログラムでは、実際にプログラムを受けて不登校を克服したご家庭に、あなたが直接お話を聞くことも可能です。
もちろん相談は無料なので、お気軽にご連絡くださいね。
私たちがあなたを支えます。一緒にお子さんの不登校を解決するサポーターになりましょう!
参考文献
小野善郎『思春期の謎めいた生態の理解と育ちの支援—心配ごと・困りごとから支援ニーズへの展開-親・大人にできること』福村出版(2020).
杉浦 孝宣『不登校・ひきこもりの9割は治せる—1万人を立ち直らせてきた3つのステップ』光文社(2019).
メグ・ジェイ『逆境に生きる子たち—トラウマと回復の心理学』(北川知子訳)早川書房(2018).
ポール・タフ『私たちは子どもに何ができるのか—非認知能力を育み、格差に挑む』( 高山真由美訳)英治出版(2017).